投資信託を選ぶ際に気になるのは、各証券会社で取り扱っている商品がどのように異なるのかという点です。特に、野村證券の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」と、楽天証券の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は似たような名前がついていますが、実際には異なる商品なのでしょうか?本記事では、それぞれの商品について詳しく解説し、違いを明確にします。
「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」とは?
野村證券の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」は、NISA口座で利用できる投資信託の一つです。この商品は、世界中の株式市場に分散投資をすることを目的としており、先進国だけでなく新興国を含む、広範な地域に投資をしています。
特徴的なのは、NISA口座専用であり、非課税枠を最大限に活用することができます。全世界の株式に投資するため、リスクは分散される一方、株式市場全体のパフォーマンスに連動したリターンを狙うことができます。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」とは?
楽天証券の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」も、全世界の株式市場に投資をする商品ですが、このファンドは「eMAXIS Slim」というシリーズに属しています。このシリーズは、低コストで運用されることを特徴としており、信託報酬が非常に低いため、コスト面で優れた選択肢となります。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」も、先進国・新興国を問わず全世界の株式に投資しており、分散投資を重視しています。信託報酬の低さから、長期投資を行う投資家にとっては非常に魅力的な商品です。
野村證券と楽天証券の商品の違いは?
まず、名前が似ているこれらの商品の最も大きな違いは、運営会社の違いです。野村證券は「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」を提供しており、NISA口座専用商品である点が特徴です。対して、楽天証券の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、NISA口座だけでなく一般口座でも購入可能です。
また、コスト面でも違いがあります。野村證券の商品は、運用コストが比較的高めの設定となっていますが、楽天証券の「eMAXIS Slim」は低コストを実現しており、特に長期投資を考えている方にとっては大きなメリットとなります。
どちらを選ぶべきか?
どちらの商品を選ぶかは、投資目的や口座の種類に応じて変わります。例えば、NISA口座を利用して非課税枠を最大限に活用したい場合は、野村證券の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」が適しています。一方で、低コストで運用し、長期的なリターンを狙いたい場合は、楽天証券の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が良い選択肢と言えるでしょう。
どちらも全世界株式に分散投資をする商品ですが、運用コストや購入方法、口座タイプなど、選択肢に応じた違いがあるため、自分の投資スタイルに合った商品を選ぶことが大切です。
まとめ
野村證券の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」と、楽天証券の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、基本的に投資対象が全世界株式という点では共通していますが、運営会社やコスト面、取扱い口座などに違いがあります。自分の目的や投資スタイルに合わせて、どちらが最適かを選ぶことが重要です。

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