配当金で年間100万円を得るには?LIXIL株を例に資金と計算方法を徹底解説

株式

「配当金生活」という言葉に憧れを持つ方は多いのではないでしょうか。特に近年では、株式投資による安定収入を目指す個人投資家が増えています。本記事では、配当金で年間100万円を得るにはどの程度の資金が必要なのか、LIXIL株を例に具体的なシミュレーションを交えながら解説します。

配当金とは?基礎知識を簡単におさらい

配当金とは、企業が株主に対して利益の一部を還元するものです。保有株数に応じて支払われ、年間1回または2回に分けて支給されるケースが一般的です。

例えばLIXIL(証券コード:5938)のように、年間配当が「1株あたり90円」の場合、100株保有していれば年間9,000円の配当を受け取ることができます。

年間100万円の配当金を得るための計算式

年間の目標金額 ÷ 1株あたりの年間配当額 = 必要株数

たとえばLIXILの配当金が90円/株であるならば、

  • 1,000,000円 ÷ 90円 = 約11,111株
  • 端数を含めて約12,000株保有していれば、年間108万円の配当が得られます

ただし、これは税引前の金額であり、実際の手取りは約20%(所得税+住民税)が引かれます。

必要な投資資金を算出してみよう

次に株を購入するために必要な資金を見てみましょう。仮にLIXILの株価が1,792円とすると、

  • 1,792円 × 12,000株 = 21,504,000円

つまり、おおよそ2,150万円以上の元手が必要になります。株価は日々変動するため、タイミングによっては多少の差は出ますが、大きな投資額が求められることは間違いありません。

配当利回りから見る投資効率

配当利回りとは、「年間配当額 ÷ 株価 × 100」で算出され、投資効率を示す指標となります。LIXILの場合、

  • 90円 ÷ 1,792円 × 100 ≒ 5.02%

これは比較的高い部類に入る利回りであり、配当重視の投資家には魅力的な水準です。

ただし、利回りが高くても業績や財務状況が不安定な場合は、配当が減額・無配になるリスクもあるため注意が必要です。

分散投資と銘柄選定の重要性

1銘柄に2,000万円以上を集中投資するのはリスクが高いため、複数の高配当銘柄に分散するのが現実的な戦略です。

たとえば、以下のような国内高配当銘柄と組み合わせるのも一案です。

  • 三菱HCキャピタル
  • NTT
  • オリックス
  • JT(日本たばこ産業)

それぞれ配当月や利回りが異なるため、年間通して安定的な配当収入が期待できます。

まとめ:現実的な配当金生活への第一歩

配当金だけで年間100万円を得るには、かなりまとまった資金が必要ですが、不可能ではありません。ただし、株価変動や減配リスクを考慮し、堅実な資金計画と分散投資が重要です。

LIXILのように配当利回りの高い企業を中心に、企業の業績や将来性も見極めながら投資を進めることが、安定的な配当収入につながります。

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