FXや株のトレードでは、相場が一方向に強く動く『強トレンド』のタイミングをうまく掴むことで、大きな利益を狙うことが可能になります。本記事では、その中でも注目されている『高安値ブレイク手法(ダウ継続手法)』について、基礎から具体的な活用法までを解説します。
ダウ理論と高安値ブレイク手法の関係
ダウ理論では、上昇トレンド中は「高値と安値が共に切り上がる」、下降トレンド中は「安値と高値が切り下がる」ことが定義です。この流れが続いている間は、トレンドが継続していると見なすことができます。
この理論に基づき、高値や安値をブレイクした瞬間を狙ってエントリーするのが『高安値ブレイク手法』です。別名「ダウ継続手法」とも呼ばれ、トレンドフォロー戦略の一つです。
『強トレンド』の見極めが勝敗を分ける
この手法が有効に働くのは、相場が明確なトレンドにある時です。レンジ相場や騙しが多い状況では、ブレイクしてもすぐに反転することが多く、損切りになるリスクが高まります。
『強トレンド』の見極め方としては、複数の時間足でトレンドが揃っている、移動平均線が順に並んでいる、出来高が増加しているなどのシグナルを活用することが有効です。
高値・安値ブレイクの具体的なエントリーポイント
エントリーの基本は「直近の高値(上昇トレンド)または安値(下降トレンド)をブレイクした直後」です。逆指値注文を用いることで、自動で飛び乗ることも可能です。
例えば、ドル円が145.00円で高値をつけ、その後一度下がったものの再び145.01円を超えた場合、そこがエントリーポイントになります。
損切りと利確のルール設定が重要
ブレイク手法は勢いに乗る戦略ですが、勢いが続かないケースも多いため、損切り設定は必須です。一般的には、ブレイク前のローソク足の安値(または高値)を損切りラインとすることが多いです。
利確は移動平均線やフィボナッチ、前回高値・安値、ラウンドナンバーなどを目安にしながら、1:2以上のリスクリワードを意識しましょう。
注意すべき『ダマシ』とその回避法
『強トレンド』に見えても、実際にはダマシ(フェイクブレイク)であるケースも多々あります。そうした場面では、ブレイク直後の反応を観察する「プルバック待ち戦略」も効果的です。
また、TradingViewなどのチャートツールで出来高・ボリュームや他インジケーターを組み合わせると精度が高まります。
まとめ:『強トレンド時のブレイク手法』は武器になるが条件付き
『高安値ブレイク手法』は、トレンドが明確な時に使えば非常に強力な武器になります。特に経済指標発表後や市場オープン直後など、ボラティリティが高まるタイミングでは有効性が増します。
ただし、誤ったタイミングで使うと『高値掴み・安値売り』にもなりかねないため、環境認識とリスク管理が鍵となります。

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