バブル景気を知らない若い世代が、いったい何を楽しんで生きているのか――そうした疑問を抱く方もいるかもしれません。バブル時代のようなモノ消費・ステータス消費が中心ではなくなった現代、若者たちは“体験”や“共感”に重きを置いた新しい価値観で日々を楽しんでいます。
現代の若者が熱中する「デジタル文化」
まず最も象徴的なのが、ゲーム・SNS・動画配信といったデジタルコンテンツへの熱中です。スマホひとつで、無料〜低価格でエンタメにアクセスできる環境が整い、若者にとっては遊びの中心がインターネットに移行しています。
例えば、ゲーム実況者の配信を見る、推しのVTuberを応援する、eスポーツの大会を観戦するなど、体験が一体化したコンテンツが人気です。ゲームは単なる娯楽ではなく、他者と繋がるためのツールにもなっています。
「推し活」や「サブスク」で満たされる日常
現代の若者文化では、いわゆる「推し活」が盛んです。アイドル、声優、アニメキャラクター、アーティストなどを“推す”ことで日常に喜びを見出す文化は、バブル期にはなかった価値観です。
また、NetflixやSpotifyなどのサブスクリプション型サービスの利用も当たり前。大量消費ではなく「自分に合うものを選び、じっくり楽しむ」スタイルが定着しています。
お金をかけずに楽しむ「コスパ重視」のライフスタイル
バブル時代のようなブランド志向は相対的に減少し、若者は「コスパ」「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する傾向にあります。ユニクロやGU、メルカリなどの利用はその象徴です。
たとえば、旅行もLCCと格安宿を使いこなして工夫しながら満喫しますし、食事も高級レストランよりSNS映えするカフェに価値を見出します。
人との繋がりを求める「シェア文化」とリアル体験
若者はリアルを求めないわけではなく、キャンプ・フェス・シェアハウス・フリマイベントなどでの“共体験”を好みます。SNSでその様子を発信し、さらに繋がりを強化する流れです。
特に最近は「#ソロ活」も流行しており、他人とつながりながらも、自分のペースを大切にするスタイルが主流です。
未来志向の楽しみ方:投資や副業への関心も
楽しみながら将来を見据える傾向も強くなっており、若者の間で株式投資や仮想通貨、NISA・iDeCo、副業への関心が高まっています。これは、将来に対する不安が背景にあるからこそ、早くから「備える」楽しさを見出しているのです。
つまり、今の若者は“楽しみ=浪費”ではなく、“楽しみ=自己投資”という考え方にシフトしているといえるでしょう。
まとめ:バブルとは違う価値観の中で、等身大の幸福を見つけている
バブル世代のような「派手で華やかな消費」ではなく、現代の若者は等身大の楽しさや人とのつながり、将来への安心といった“内面的な満足”に価値を見出している傾向があります。
生活スタイルや物価、社会背景が違えば楽しみ方も変わるもの。今の若者たちは、自分らしさを大切にしながら、小さな楽しみを見つける力に長けた世代なのです。

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