デイトレードで最も重要なのが「銘柄選び」です。短期的な値動きに乗って利益を狙うスタイルでは、ボラティリティ(値動きの幅)や流動性(取引のしやすさ)が大きく影響します。この記事では、経験豊富なデイトレーダーたちが実際に使っている銘柄選びの視点と、初心者にも実践しやすい方法を解説します。
出来高ランキングは基本中の基本
多くのデイトレーダーがまずチェックするのが「出来高ランキング」です。出来高が多いということは、それだけ売買が活発に行われており、取引が成立しやすい環境が整っているということです。
例えば、朝9時直後に出来高ランキング上位に出てくる銘柄には、直近で材料(ニュースや決算など)が出た企業が多く、値動きも激しいことが多いため、短時間で利益を狙いたいトレーダーにとって魅力的です。
値上がり・値下がり率ランキングで値動きに注目
出来高と並んで見ておきたいのが、値上がり率や値下がり率のランキングです。ボラティリティの高い銘柄は利幅が大きくなるため、値動きの激しい銘柄はトレードの候補になります。
ただし、ボラティリティが高すぎる銘柄はリスクも大きいため、スプレッド(買いと売りの価格差)や出来高の推移にも注意が必要です。
材料株・ニュース速報を活用した銘柄選定
デイトレでは、材料の出た直後の「初動」に乗ることで大きな利益が期待できます。企業のIRニュース、決算発表、業績予想の修正、株式分割、新サービスの発表などが代表的な材料です。
実例として、「新型半導体の受注獲得」などのニュースが出た直後の半導体関連銘柄は、数分以内に大きく値が動くことがあります。こうした材料株は、SBI証券や楽天証券の「ニュース速報」や「銘柄スクリーナー」でチェック可能です。
板情報と歩み値を活用するプロも多数
上級者になると「板情報」(買いと売りの注文の量と価格)や「歩み値」(約定の履歴)を重視する傾向があります。これにより、どの価格帯でどれだけの注文があり、どこに節目があるのかを把握できます。
たとえば、ある銘柄の株価が700円で大量の買い板が出ている場合、それを割り込まなければ反発する可能性があるという見方ができます。板を読む力がつけば、エントリーとエグジットのタイミング精度が格段に上がります。
チャートパターンから銘柄を探すという方法も
テクニカル派のトレーダーは、特定のチャートパターン(ブレイクアウト、押し目、三角持ち合いなど)に注目して銘柄をピックアップします。スクリーニングツールを使えば、こうしたパターンの銘柄を効率よく探せます。
たとえば、「5分足で上昇トレンドを形成中」「直近高値をブレイクした銘柄」などを検索条件に設定することで、瞬時にトレード候補を絞り込むことが可能です。
まとめ|自分のスタイルに合った銘柄選びがカギ
デイトレーダーの銘柄選びには「出来高ランキング」だけでなく、「値動きランキング」「材料ニュース」「板情報」「チャートパターン」など、複数の視点があります。
初心者のうちは出来高ランキング+ニュースチェックの組み合わせが最もシンプルかつ実践的です。経験を積むごとに自分に合った戦略を見つけ、精度の高いトレードを目指しましょう。

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