100億円トレーダーのエントリー手法を徹底検証|押し目・切り上げの本質と実践的な見極め方

外国為替、FX

多くの個人トレーダーが注目する”100億円トレーダー”のエントリー手法は、テクニカル分析における基本である押し目買いとトレンドフォローを組み合わせたロジックが特徴です。しかしSNSなどで見ると「本当に切り上げてる?」「押し目に見えない」と疑問の声も少なくありません。本記事では、そのエントリーの背景や裁量判断の本質について詳しく解説します。

四時間足の押し目と一時間足の切り上げとは?

この手法ではまず、四時間足チャートで明確なトレンドが出ていることが前提になります。そのうえで押し目(=一時的な下落)が発生し、下位足(一時間足)で切り上げる=安値が切り上がって高値を更新することで、トレンド継続の可能性を確認します。

例えば、4時間足で75EMAや200EMAを上抜いて押してきた場面で、一時間足のMACDやRSI、またはローソク足の形状から上昇再開の兆候が見られれば、それが”切り上げた”と解釈されます。これは単にラインで見るのではなく、複数要素を組み合わせて判断されることが多いのです。

“切り上げていないように見える”理由

エントリーポイントが”切り上げに見えない”と感じるのは、見る時間帯・ローソク足の確定前・個々のライン設定が異なることが主な要因です。トレンド判断に使うインジケーターやチャートの解釈は裁量が入るため、人によって「切り上げて見える」ラインが違ってきます。

また、エントリーが早すぎると感じるケースでは、実際にはポジションの一部だけエントリーしている可能性もあります。つまり、分割エントリーの中の一部が先行しているに過ぎないのです。

四時間足のトレンド転換後の下位足エントリー戦略

四時間足でトレンドが転換したと判断された後、1時間足や15分足などの下位足で押しや戻りが出たところでエントリーするというのも同トレーダーの特徴です。これはいわゆる”トレンド初動”に乗るテクニックであり、押しを待たずに初期波動に乗ることで最大利益を狙うアプローチです。

この際、押しや戻りの深さは浅めで、強く戻る前にエントリーすることが多いため、一見”逆張り”や”中途半端”に見えるエントリーになりがちです。しかし、これは”初動の優位性”を理解した上での戦略です。

裁量とシステムの境界線:履歴研究のコツ

多くのトレーダーがSNSやYouTubeなどで履歴を公開しており、そこから研究するのは非常に有効です。重要なのは”どこで買ったか”ではなく、”なぜそこを買おうと思ったのか”の背景を読み解くことです。

切り上げポイントが明確でない場合は、フィボナッチリトレースメント、ダウ理論、チャネルラインなど補助指標を併用してエントリーロジックをトレースすることが肝要です。

実際のチャートで検証してみよう

たとえばUSD/JPYが2023年10月に145円台から148円台まで上昇する局面では、4時間足で200EMAにサポートされつつ一時間足でRSIが50を上抜けたタイミングで買いエントリーされていました。一見”押し”が浅く見える場面でしたが、EMAとRCIの組み合わせでエントリー根拠が確認できます。

まとめ:”見え方”にとらわれず、本質を掘り下げよう

100億円トレーダーの手法には、チャートの見え方ではわからない裁量判断とリスクコントロールが巧みに織り込まれています。切り上げに見えないエントリーでも、背景には複数の根拠があるケースが多く、履歴を元にトレースと検証を繰り返すことで理解が深まります。

勝ちトレーダーの思考を真似るには”形”ではなく”ロジック”に注目するのが近道です。押し目、切り上げ、トレンド初動といった基本概念を再確認し、自分のチャート設定で再現可能なルールへと落とし込んでいきましょう。

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