SBI証券の口座解約を試みているにもかかわらず、書類のやり取りが長引いて手続きが進まないというトラブルは、実際に経験している人も少なくありません。特に株式を保有している場合、解約までの流れが複雑になりやすいため、注意が必要です。本記事では、スムーズに口座解約を進めるためのポイントと、株式保有時の解約対応について解説します。
なぜSBI証券の口座解約に時間がかかるのか
多くのケースで時間がかかる原因は「不備のある書類の再提出」や「株式・残高の移動が未完了」などです。特に証券口座は金融商品取引法などにより厳格な本人確認と資産の移管管理が必要なため、迅速な処理が難しい側面があります。
さらに、昨今の郵送処理や書類の確認作業の人手不足が影響して、通常より処理が遅延していることもあるようです。
株式保有中の口座はすぐに解約できるのか
株式を保有したままでは証券口座の解約はできません。まずは保有株をすべて売却するか、他の証券会社に移管(出庫)する必要があります。この移管手続きが完了していないと、SBI側は「資産が残っている状態」として解約処理を保留にします。
移管は「特定口座から特定口座」などの条件がそろわない場合は、書類のやり取りが煩雑になるため、3ヶ月以上かかるケースもあります。
スムーズな口座解約のための手順
- 株式のすべてを売却する、または他社へ移管する
- 移管の場合は、移管先証券会社の書類を揃え、SBIに正しく提出
- SBI側から移管完了の通知を受ける
- 口座解約書類を郵送し、記載ミスなく提出する
重要なのは、一度で正確な書類を提出すること。不備があると再提出となり、処理が振り出しに戻ってしまいます。
どうしても進まない場合の対処法
どうしても手続きが進まない場合は、以下の手段を講じましょう。
- SBI証券のカスタマーサービス(電話・チャット)に連絡し、現在の進捗を確認
- 「金融ADR制度(証券・金融商品あっせん相談センター:FINMAC)」に相談
- 証券会社に対して「苦情申出書」を書面で提出し記録を残す
証券会社には苦情申出の記録・対応義務がありますので、上記の行動がプレッシャーとなり処理が早まることもあります。
まとめ:焦らず正確な対応と記録を残すことが重要
証券口座の解約は、金融商品の特性上どうしても時間がかかりやすい手続きです。特に株式保有中の口座は、まず資産移管が完了しなければ解約できない点に注意しましょう。
一度で正確な書類提出を意識しつつ、進捗が滞る場合は遠慮なく正式な問い合わせや苦情申立てを活用することで、前に進む可能性が高まります。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント