なぜFXでは4時間足と15分足を組み合わせると勝率が上がるのか?マルチタイムフレーム分析の効果とは

外国為替、FX

FXのトレードにおいて、時間足の選び方は勝率を左右する重要な要素です。特に「4時間足でトレンドを確認し、15分足でエントリータイミングを図る」戦略は、多くの勝ちトレーダーが実践する手法として知られています。本記事では、なぜこの手法で勝率が上がるのかを、トレード理論と実例を交えて解説します。

マルチタイムフレーム分析とは何か?

マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは、複数の時間足を組み合わせて相場環境を立体的に分析する手法です。大きな時間足で全体のトレンドを掴み、小さな時間足でエントリーポイントを探ることで、「流れに逆らわないトレード」が可能になります。

このアプローチは、短期足だけを見てエントリーしてしまう「ノイズに惑わされた損切り」を減らすのに有効です。

なぜ4時間足が重要なのか

4時間足は、中期的なトレンドの方向性を確認するのに最適な時間軸です。日足よりも反応が早く、1時間足よりもダマシが少ないという特長があります。

特にレンジブレイクやトレンドの転換点を捉えるには、4時間足でローソク足の形状や移動平均線の傾き、MACDやRSIなどのインジケーターの傾向を見ることで「どちらに優位性があるのか」を判断できます。

15分足での底(天井)確認が効果的な理由

15分足は、4時間足の流れに対して「押し目」や「戻り」を細かく捉えるのに適しています。つまり、4時間足が上昇トレンドであれば、15分足で一時的な下落(押し)を確認し、そこからの反発を狙ってエントリーするのです。

トレンド方向と逆に動いた「調整」の終点=反発ポイントで入ることで、損切り幅を抑えながら利益を伸ばしやすくなります。

実際のトレード例:4時間足+15分足の組み合わせ

たとえば、ドル円で4時間足が上昇トレンド中。15分足で以下のような流れが確認できたとします。

  • 15分足で安値切り上げ+陽線包み足が発生
  • RSIが売られすぎゾーンから反発
  • 4時間足の移動平均線(MA20)で反発

このような場面では、15分足の反発を根拠にロングエントリーすることで、高勝率トレードが期待できます。

1分足・5分足で勝てない理由とその落とし穴

1分足や5分足は情報量が多く、ノイズも多いため、感情的なトレードになりやすく、損切りが連発しやすいというデメリットがあります。

短期足だけで完結させようとすると、全体の流れを無視して逆張りになるリスクが高まり、ロスカットも頻発しやすいのです。これが「負け続けるトレードループ」の要因の一つでもあります。

成功する時間足の組み合わせ例

以下は代表的なマルチタイムの組み合わせです。

大きな時間足 小さな時間足 用途
日足 1時間足 スイングトレード
4時間足 15分足 デイトレ・準スイング
1時間足 5分足 短期トレード

特に4時間足と15分足は、バランスが良く多くのトレーダーに支持されています。

まとめ:流れに乗るには「時間足の分担」が鍵

1分足や5分足で勝てなかった人が、4時間足+15分足の戦略に切り替えて勝率が上がるのは、「大局の流れを読んでから、細部で仕掛ける」戦い方ができているからです。

マルチタイムフレーム分析は、感情に流されにくい安定したトレードを実現するための最強ツール。短期足に振り回されていた方は、ぜひこの視点を取り入れてみてください。

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