1,000万円の資産運用で毎月1万円の収入を得る方法とは?初心者向け安定運用プラン

資産運用、投資信託、NISA

普通預金に1,000万円を眠らせている方にとって、「お金を活かす」方法を考えることは非常に重要です。特に、毎月1万円の収入が得られる仕組みを作れたら理想的ですよね。投資の知識や時間があまりない方でも実現可能な運用法を、リスクを抑えつつ具体的に解説していきます。

目標:毎月1万円のキャッシュフローを得るには

まず前提として、年間12万円(=毎月1万円)を得るには、年利4%で運用する場合300万円の元本が必要です。計算式は「300万円 × 0.04(4%)=12万円」です。

つまり300万円をある程度安定した利回り商品に投資できれば、毎月1万円のインカムゲイン(分配金や配当)は十分現実的です。

選択肢1:米国高配当ETF(例:VYMやHDV)

VYMやHDVといった米国高配当ETFは年利3〜4%程度の安定した分配金が期待できます。株価の変動リスクはありますが、長期的に安定的な配当を出しており人気が高いです。

たとえばVYMは過去の平均分配利回りが3%前後。為替リスクも含め、分散して持つことでインカム重視の運用が可能です。

選択肢2:J-REIT(不動産投資信託)

日本国内の不動産に投資するREITも安定的な分配金が魅力。代表的なJ-REITの分配利回りは3〜5%程度。景気に左右される面はあるものの、分散すれば比較的安心感があります。

たとえば、オリックス不動産投資法人や日本ビルファンド投資法人などを少額ずつ分けて購入することでリスクを抑えられます。

選択肢3:個人向け社債・劣後債

金融機関が発行する個人向け社債の中には、利率2〜3%のものもあります。期間限定ですが、元本が保証されやすい商品もあり、堅実派に向いています。ただし途中売却が難しい点には注意が必要です。

また、劣後債(銀行などが発行)にはやや高利回りな反面、元本保証がない点にも注意が必要です。

注意すべき「毎月分配型投資信託」のリスク

「毎月1万円もらえる」と聞いて魅力を感じる毎月分配型投信ですが、その中にはタコ足配当(元本から分配)になっている商品も多くあります。

資産が増えるどころか減っていく可能性すらあるため、選ぶ際は「収益分配金の内訳」や「直近の基準価額の推移」などを必ず確認することが大切です。

実例:筆者ならどう運用するか?

筆者であれば、以下のように資産を分散します。

  • 300万円:VYMやHDVなどの高配当ETF
  • 200万円:J-REIT(3銘柄以上に分散)
  • 100万円:個人向け社債や定期預金
  • 残り400万円:万一の生活防衛資金として普通預金に残す

この運用で、合計年利約3.5〜4%程度を目指しつつ、元本を守りながらキャッシュフローを得る仕組みができます。

まとめ:お金を「活かす」ための一歩を踏み出そう

1,000万円という資産を守るだけでなく、活かすことは人生の選択肢を広げます。高利回りを狙いすぎず、安定性・分散・流動性を意識した運用で、毎月のお小遣いが得られる仕組みは十分可能です。

まずは小さな一歩として、少額からETFやREITに分散投資するところから始めてみてはいかがでしょうか?

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