デイトレーダーや短期投資家の間では「木曜日はトレードが難しい」とよく言われます。とくに経済イベントがあった直後は、チャートが壊れて見えるなど、相場の不確実性が高まることがあります。この記事では、2025年7月17日(木)のようなタイミングに生じやすい相場の特徴と、そうした相場でどう立ち回るべきかを具体的に解説します。
木曜日の相場が「難しい」とされる理由
木曜日は、週後半でトレーダーの疲れやリスク回避志向が表面化しやすく、相場に方向感が出にくくなる傾向があります。週末のポジション調整を意識する投資家が多く、相場に慎重な空気が漂うためです。
また、週前半の重要経済指標や要人発言の影響が尾を引いていることも多く、トレンド形成にブレが生じやすいのが特徴です。
経済イベント直後の「チャートが壊れる」現象とは?
例えば、前日にFRB議長に関する解任報道や重要発言があった場合、ファンダメンタルズの不確実性から相場は一時的に乱高下しやすくなります。この乱高下によりテクニカル指標が「誤作動」を起こし、普段のルールが通用しづらい状況に。
直近では「パウエル解任報道」などのニュースが一部市場で波紋を呼び、アルゴリズムが過剰反応したことでインデックスや為替が大きく上下した場面もありました。
トレンドが鈍いときの見極めポイント
木曜特有のもみ合い相場では、次のような点に注目すると有利に戦えます。
- ・レンジの上限・下限を意識した逆張りスタンス
- ・出来高の少ない時間帯(例:日本時間11時〜13時)のトレードを避ける
- ・指標発表やイベント待ちの様子見ムードが漂うかチェック
チャートに方向性がない場合は、無理にポジションを持たず、「見送り」も選択肢のひとつです。
チャートが壊れているときの対処法
値動きに方向性がなく、急騰急落を繰り返す「壊れたチャート」には、ルールを緩めるのではなく「ルールを守らない=取引しない」姿勢が有効です。
過去の統計でも、トレードしないことが損失を最小にする日というのは多く存在します。テクニカルでうまく説明できない相場では、「休むも相場」を徹底する判断力が大切です。
例:2025年7月17日のような状況では?
仮にこの日、前日にパウエル氏関連の報道が出たと仮定すると、市場はファンダメンタルズに大きく揺さぶられている状態です。実際にトレンドレスで5分足〜15分足が乱高下を繰り返しているなら、「参入しない」という判断は極めて妥当といえます。
このような日には、ボラティリティの高さに翻弄されて損失を出す可能性が高く、収支の安定を崩すリスクが大きくなります。
まとめ:木曜日相場では「休む勇気」と「観察力」が勝負を分ける
木曜日のように方向感がつかみにくく、チャートが一時的に乱れるタイミングでは、テクニカルやファンダメンタルズの両面から「今日は休むべきか?」を冷静に判断することが重要です。
相場には「戦う日」と「見送る日」があります。今日のような難しい木曜日こそ、ポジションを持たないことが最大の戦略になるかもしれません。

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