NISA口座でオルカンやS&P500を購入した場合の税金について

資産運用、投資信託、NISA

2025.09.07

日本のNISA口座で外国株を購入する場合、税金がどうなるのかについて疑問に思う方も多いでしょう。特に、オルカン（オール・カントリー）やS&P500などのインデックスファンドをNISA口座で購入する場合、税金がかかるのかどうかを解説します。

1. NISA口座の基本的な仕組み

NISA（少額投資非課税制度）口座は、一定の上限額内で投資した金額に対して得られる利益が非課税となる制度です。NISA口座内で得た配当金や売却益に税金がかからないため、投資家にとって大きな魅力があります。

NISA口座内で購入した株式や投資信託（ETFを含む）は、基本的に売却益や配当金が非課税となります。しかし、外国株の場合、税金がどうなるのかについては少し異なります。

外国の株式をNISA口座で購入した場合、配当金に関しては、基本的に源泉徴収が行われます。例えば、米国株の配当金は米国で源泉徴収されますが、NISA口座の場合、その後の税金は免除されます。しかし、米国で源泉徴収された税金については、税額控除を受けることができる場合もあるので注意が必要です。

オルカンやS&P500など、外国の株式を組み入れたインデックスファンド（ETF）をNISA口座で購入する場合も、基本的に日本のNISA口座内では非課税です。しかし、外国のETFがどの国に上場しているかによって、配当金の源泉徴収が異なります。

例えば、米国上場のETF（例：VTIやIVVなど）を購入した場合、米国で配当金が源泉徴収され、その後日本のNISA口座での非課税となる仕組みです。もし日本での源泉徴収税が発生した場合でも、NISA口座内では非課税となります。

日本のNISA口座でオルカンやS&P500を購入する場合、基本的に売却益や配当金は非課税となります。ただし、配当金に対して外国で源泉徴収税がかかることがあるため、注意が必要です。そのため、どの国に上場しているETFに投資するかを確認し、源泉徴収に関するルールを理解しておくことが大切です。

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