ニュースやSNSでよく耳にする「円高」「円安」という言葉。でも意味がよくわからない…という中学生のあなたにも、この記事を読めばスッキリ理解できます。身近な例を使って、できるだけやさしく解説していきます！
まず「為替（かわせ）」ってなに？
為替とは「外国のお金（通貨）と日本のお金（円）を交換する仕組み」のことです。たとえば、海外旅行に行くときに円をドルやユーロなどに両替するのが為替です。
為替には「レート（交換比率）」があり、「1ドル＝150円」などのように、その時その時で変わります。
「円高」「円安」ってどういう意味？
円高：円の価値が高いということ。たとえば1ドル＝100円から1ドル＝80円になると、少ない円で多くのドルが買えるようになります。
円安：円の価値が安いということ。たとえば1ドル＝100円から1ドル＝130円になると、多くの円を使わないと同じドルが買えないということになります。
もっとわかりやすく！ハンバーガーで例えてみよう
アメリカのマクドナルドでハンバーガーが1ドルだとします。
- 円高（1ドル＝80円）：ハンバーガー1個＝80円
- 円安（1ドル＝130円）：ハンバーガー1個＝130円
同じ1ドルのハンバーガーでも、円高のときは安く買える、円安のときは高くなるということですね。
日本の生活にはどう影響するの？
円高の影響：海外からの輸入品が安くなるので、ガソリン、スマホ、ゲーム機などが安く買えることがあります。逆に、海外に商品を売っている会社にとっては利益が減るかもしれません。
円安の影響：輸入品が高くなるので、物価（ぶっか）が上がりやすくなります。でも、外国人観光客にとっては日本の商品が安く感じられるので、たくさん日本に来てくれるかもしれません。
どうして円高・円安になるの？
円高・円安の原因はたくさんありますが、主に次のような理由です。
- 日本と外国の金利差
- 経済の強さや安定感
- 政治や災害のニュース
たとえばアメリカの金利が高くなると「ドルが人気になる」ので、円安になることがあります。
まとめ：円高・円安は私たちの生活とつながっている
「円高・円安」は、ただの経済用語ではなく、私たちの毎日の買い物や旅行、仕事にも関わるとても大事な動きです。ニュースで見かけたときは、円の価値が高くなっているのか安くなっているのかを意識してみると、世界の動きがちょっと楽しく感じられるかもしれません。
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