「投資で毎月のお小遣いが欲しい」「生活費の一部に充てたい」と思ったとき、どんな投資を選べばよいか迷う方は多いです。高配当株、S&P500、オルカン(全世界株式)などの違いを理解して、自分の目的に合った投資法を選びましょう。
インカムゲインとキャピタルゲインの違いを知ろう
投資から得られる利益には大きく2種類あります。
- インカムゲイン:株の配当金や債券の利息など、定期的にもらえる収入
- キャピタルゲイン:株や投資信託の価格が上がったときの値上がり益
毎月の収入を求めるなら「インカムゲイン」を意識した投資、つまり高配当株が候補になります。
高配当株投資の特徴とメリット
高配当株は、配当利回りが高い企業の株に投資し、定期的に配当金を得る投資法です。特に米国の大型株(AT&T、P&G、KOなど)や、日本でも三菱商事、日本たばこ産業(JT)などが人気です。
例えば年4%の配当利回りがある銘柄に100万円投資すれば、年間4万円(約月3,300円)の配当収入が期待できます。
S&P500やオルカンとの違い
「S&P500」や「オルカン(全世界株式インデックス)」は、配当はあるものの、配当利回りは低く(およそ1〜2%)、再投資型の商品も多いため、直接「毎月の収入」としては不向きです。
ただし、それらは長期的に資産を大きく増やしたい人向けで、値上がり益(キャピタルゲイン)を重視する戦略になります。
高配当株の注意点とリスク
高配当株投資にはメリットがある一方で、以下のようなリスクもあります。
- 株価下落リスク:配当が良くても企業の業績が悪化すれば元本割れする
- 減配リスク:配当が途中で減る、またはゼロになることもある
- 分散不足:高配当銘柄に偏ると業種の偏りが出やすい
これらを避けるには、複数の銘柄を持ち、業種や地域を分散するのが基本です。米国ETFのVYMやHDV、国内の高配当ETFなどを活用すると簡単に分散投資ができます。
毎月の収入が欲しいならどうする?
毎月の生活費補填を目的にするなら、以下のような組み合わせも検討してみましょう。
- 高配当株やETFを保有して四半期ごとの配当を受け取る
- 配当スケジュールが異なる銘柄を組み合わせて毎月収入を得る
- 必要に応じて一部を売却して現金化する「取り崩し戦略」も取り入れる
配当収入だけで生活するにはかなりの資産が必要ですが、補助的なお小遣いや生活費の足しとしては十分に活用できます。
まとめ:目的によって投資法を選ぼう
「毎月お小遣いや生活費が欲しい」という明確な目的があるなら、高配当株は有力な選択肢です。ただし、リスクもあるため、資産全体のバランスを取りながら、インデックス投資と組み合わせるのもおすすめです。
まずは少額から始め、配当金を受け取る体験をしてみることで、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント