楽天証券でつみたてNISAを始めようと考えた際、「楽天カード払い」と「楽天キャッシュ払い」を併用したいという声は多く聞かれます。特に同じ銘柄での併用が可能か、どう管理されるのかは気になるポイントです。本記事では、それぞれの仕組みと、実際に同じ銘柄で分かれてしまうのか、併用の方法などについて詳しく解説します。
楽天証券のつみたてNISA:2つの積立方法
楽天証券では以下の2種類の支払い方法でつみたてNISAが利用できます。
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楽天カード積立: 毎月1日にクレジットカード決済で積立。上限は月5万円。
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楽天キャッシュ積立: 毎月8日以降に楽天キャッシュから引き落とし。こちらも月5万円が上限。
どちらも楽天ポイント還元が受けられるのが魅力です。
同じ銘柄を併用できる?注意点とは
楽天証券では、楽天カードと楽天キャッシュで同じ銘柄に積み立てること自体は可能です。しかし、実際の注文は「別枠」として処理され、それぞれの注文ごとに約定(購入)が発生するため、同じ銘柄でも“2つの注文”として記録されることになります。
つまり、保有銘柄の一覧で見ると、同じファンドでも「カード積立分」「キャッシュ積立分」として分かれて表示されることがあります。
なぜ統一されない?背景にある仕組み
積立日はそれぞれ別の日付であるため、基準価額(ファンドの価格)が異なる可能性があります。これにより注文単位も別扱いとなり、統合されず分かれて表示されるのです。
また、管理上の理由から楽天証券側が合算処理を行っていないという点も理由です。
併用したい場合の現実的な対処法
どうしても同じ銘柄にまとめて投資したい場合は、以下のような工夫が可能です。
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楽天カード積立をメインにし、楽天キャッシュは別銘柄に振り分ける(ファンドの種類で分ける)
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楽天キャッシュのみでの積立に一本化する(ポイント還元率がやや高い場合もある)
見た目の管理がすっきりするだけでなく、運用状況の比較や売却時の手間も減らせます。
積立後の扱い:ファンド自体に違いはない
分かれて表示されていても、保有しているファンドの中身自体に違いはありません。同じ運用方針・同じ値動きをします。保有口数がバラバラに表示されるだけなので、長期運用には大きな支障はありません。
売却時にもまとめて指示できるため、運用実務においての問題は最小限です。
まとめ:併用は可能だが表示に注意
楽天証券では楽天キャッシュと楽天カードを併用して同じ銘柄に積立可能ですが、「注文単位が分かれる」ため、表示上は別管理になります。気になる場合は積立方法を統一するか、銘柄で分けて運用するのがオススメです。
仕組みを理解し、自分にとってストレスの少ない管理方法を選ぶことで、つみたてNISAをより快適に続けることができます。

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