金ETF(上場投資信託)は、金価格に連動した投資商品として人気です。しかし、数多くの金ETFの中で、どれを選ぶかは投資家にとって大きな悩みの種です。特に、手数料や信託報酬などのコスト面は非常に重要な要素です。この記事では、主な金ETFの特徴やその選び方について解説し、どのETFが最も有利かを検討します。
金ETFとは?
金ETFは、金に関連する価格の変動を反映する金融商品であり、投資家が金を直接購入することなく、金の価格に連動した投資ができます。金ETFを購入することで、金の価格上昇に連動して利益を得ることができます。
金ETFの主な利点は、金を保管する手間がなく、証券取引所を通じて手軽に取引できる点です。しかし、ETFを選ぶ際には、手数料や信託報酬、流動性などを十分に考慮する必要があります。
代表的な金ETFとその特徴
日本の株式市場にはいくつかの金ETFがあります。その中でもよく知られているものは次の3つです。
- ①SPDRゴールド・シェア (1326):世界最大規模の金ETFで、流動性が高く、取引が活発です。信託報酬は低めですが、他のETFと比べて資産規模が大きいため安定感があります。
- ②NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (1328):金の価格に連動するETFで、国内で広く利用されています。信託報酬も安価で、金の現物に近い形で投資することができます。
- ③純金上場信託(現物国内保管型) (1540):現物金を国内で保管する形式のETFで、実際の金の保有を通じて投資することができます。信託報酬はやや高めですが、金の現物保有に近い感覚を得られる点が特徴です。
手数料や信託報酬の比較
金ETFを選ぶ際には、手数料や信託報酬の比較が重要です。手数料が高ければ、長期的に見ると投資成果に大きな影響を与える可能性があります。以下は、各ETFの信託報酬の特徴です。
- SPDRゴールド・シェア (1326):信託報酬は年率0.40%程度で、他の金ETFと比べても低めの設定です。
- NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (1328):信託報酬は0.24%と非常に安く、コストパフォーマンスが良いとされています。
- 純金上場信託(現物国内保管型) (1540):信託報酬は年率0.60%とやや高めですが、現物保管型という特徴を考慮すると、その価値はあります。
投資信託と金ETFの違い
あなたが現在保有している投資信託(SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド)と金ETFの大きな違いは、運用方式とコストです。金ETFは証券取引所で売買できるため、リアルタイムで取引が可能ですが、投資信託は通常、取引所を通さずに販売会社を通じて購入する必要があります。
また、金ETFは投資信託よりも手数料が安く、コストパフォーマンスに優れていますが、取引のタイミングや流動性には違いがあります。投資信託は長期的な投資に向いていますが、金ETFは短期的なトレードにも適しています。
まとめ
金ETFの選択は、手数料や信託報酬だけでなく、流動性や保有している金の形態(現物保管型か、価格連動型か)などを考慮することが重要です。現在のところ、コストを重視するなら、NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (1328)が有利な選択肢と言えるでしょう。しかし、どのETFを選ぶかは、投資目的や取引のスタイルに応じて決めるべきです。

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