36歳で貯金1500万円。この金額を聞いて「少ない」と感じるか「多い」と思うかは人それぞれですが、実はこの金額には十分な価値があります。ただし、将来に向けたお金の使い方や運用方法を誤ると、そのメリットも薄れてしまいます。この記事では、30代後半の資産形成やライフプランを中心に、貯金をどう活かすか、投資との向き合い方について具体的に解説します。
36歳で貯金1500万円は多い?少ない?
まずは全国的な水準から見てみましょう。総務省の家計調査(貯蓄・負債編)によると、30代後半(35~39歳)の平均貯蓄額は約700~900万円程度とされています。貯金1500万円は平均の1.5倍〜2倍にあたる水準で、むしろ堅実に貯めてきたといえる金額です。
特に派遣や配信など、不安定な収入源からの積立であれば、かなりの努力の結果ともいえます。
これからの人生で考えるべきお金のこと
30代後半は、将来設計を見直す転機の時期でもあります。教育資金、住宅費、老後の資金など、これから大きな支出が増えるタイミングです。そのため、ただ「貯金があるから安心」とするのではなく、そのお金をどのように管理・活用していくかを見極めることが重要です。
具体的には以下のような観点で検討を始めると良いでしょう。
- ライフイベントごとの必要資金
- 資産の分散(預貯金・保険・投資など)
- 将来のインフレリスク
インフレに備える「投資」という選択肢
貯金は安全ですが、金利がほぼゼロに近い現在、インフレによってお金の価値が目減りしていくリスクがあります。例えば、年2%の物価上昇が10年間続けば、実質的にお金の価値は約82%に減ってしまいます。
そのため、一部を積立NISAやiDeCoといった制度を活用した「長期・分散・積立」の資産運用に回すことで、資産を守りつつ増やす工夫が必要です。
投資初心者におすすめのステップ
「投資」と聞くと怖い、損するのでは?と不安に思う方も多いかもしれません。ですが、堅実な方法を選べばリスクを抑えながら資産形成ができます。
おすすめは以下のようなステップ。
- まずは証券口座を開設(楽天証券やSBI証券など)
- 積立NISAやiDeCoでインデックスファンドに月1万~3万円からスタート
- 定期的に家計とポートフォリオを見直す
特に主婦の方は家計と連動した「無理のない投資」が成功の鍵になります。
実例:主婦が貯金から投資へ踏み出したケース
例:38歳の主婦Aさんは、派遣と副業でコツコツ1500万円を貯蓄。インフレリスクを心配し、2022年からつみたてNISAで月3万円を投資にまわした結果、3年後には運用益を含めて約180万円の増加となりました。
リスクを抑えつつ、余剰資金を上手に活かした好例といえるでしょう。
まとめ:1500万円の貯金を「守る」から「活かす」へ
36歳で1500万円の貯金は決して「やばい」どころか、非常に安定した資産形成のスタートラインです。ただし、これを将来も守り続けるには「現金だけ」では足りません。インフレリスクやライフイベントを見据え、一部を投資に回してバランスの良い資産運用を始めることが、次の安心につながります。
焦らず、一歩ずつ学びながら未来に向けた準備をしていきましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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