短期トレード、特に1分足など超短期の世界では、情報が速く流れるぶんだけ判断力と再現性の高いロジックが求められます。「MA20の押し戻りだけでは博打っぽい」と感じる方も少なくありません。本記事では、短期足でも複数の根拠を組み合わせて勝率を高める方法をわかりやすく解説します。
短期トレードにありがちな誤解とは?
「1分足ではグランビルの法則などシンプルな戦略しか使えない」「短期だと分析を重ねる余地がない」などの声をよく聞きます。しかし実際には、1分足でも複数の根拠を活用し、論理的にトレード判断を行っているトレーダーは多数います。
重要なのは、どの時間軸でも「相場の構造」を理解し、それに応じた複数根拠を積み重ねていく姿勢です。
1分足でも活用できる複数根拠の組み合わせ
- 移動平均線(MA20やMA75):トレンドの方向性や押し戻りポイントの確認に活用
- ローソク足のプライスアクション:包み足、ピンバー、インサイドバーなど
- 直近高安・ネックライン:1分でもサポレジとして機能する
- RSI・ストキャスなどのオシレーター:短期的な買われ過ぎ/売られ過ぎの判断に
- 上位足(5分・15分)のトレンド確認:1分足単体でなく「大きな流れ」も意識
これらを組み合わせることで、たとえば「5分足の押し目で、1分足のMA20とピンバー反転、RSI反発」などのように、複数の要素を満たしたエントリーが可能になります。
短期でも「環境認識」が鍵を握る
短期トレードでも、まずは環境認識から始めましょう。1分足でエントリーするにしても、5分足・15分足で今がトレンド中なのかレンジなのかを確認することで、勝率が大きく変わります。
実際のトレーダーも、エントリー前に「上位足で方向性を定め、短期足で細かく仕掛ける」というスタイルを取り入れています。スキャルピングであってもマルチタイムフレーム分析は有効です。
グランビルの法則をどう活用する?
グランビルの法則は移動平均線を基準にした売買判断の理論ですが、単体ではやや曖昧な場面も多く、ダマシに遭いやすいです。そこで他のインジケーターやプライスアクションと組み合わせることで、信頼性が大きく向上します。
たとえば、「グランビル買い+RSI30からの反発+直近安値サポート」というように、複数の条件が揃ったときにのみエントリーするルールを設けると、再現性とメンタル安定にもつながります。
実例:短期でも安定するトレードシナリオ
あるトレーダーは、1分足の押し戻りだけではなく、5分足の上昇トレンド+1分足のMA20反発+ピンバー出現+出来高増加といった4つの根拠を重ねて、勝率約65%を安定して記録。シンプルながら、環境認識とエントリー精度の両立が鍵となっています。
まとめ:1分足でも「複数の根拠」が勝率のカギ
秒スキャでなくても、短期トレードでは「根拠を重ねる」ことが何より重要です。移動平均線に頼るだけでなく、プライスアクション・オシレーター・上位足の流れなど、複数の視点を組み合わせることで、たとえ1分足でも精度の高いトレードが可能になります。
慣れるまでは情報が多く感じるかもしれませんが、チェックリスト化して判断を自動化することで、勝率アップも見えてきます。

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