CoinGlassのハイリキ Whale Trackerにおける“Total PNL”と“Perpetual PNL”の違いを詳しく解説

外国為替、FX

CoinGlassのハイリキ Whale Trackerで表示される「Total PNL」と「Perpetual PNL」。見かけは似ているものの意味が異なります。ここでは両者の違いを具体例を交えて丁寧に解説します。

Total PNLとは?

Total PNLは、当該ウォレット全体のポジションに対する未実現損益(floating profit & loss)を合算した数値です。

これはPerpetual(永久先物)だけでなく、保有中の他のデリバティブも含む可能性がありますが、CoinGlassではPerpetualポジションを対象に未実現PNLを総計している定義です:contentReference[oaicite:0]{index=0}。

Perpetual PNLとは?

一方「Perpetual PNL」は、永久先物契約(いわゆるPerps)に限定した未実現損益です。現在ポジションを保有しているPerpsだけの評価損益を示します。

したがってTraderがPerps以外の資産を持っていても、こちらは無視され、Perps取引だけの数字になります。

違いがグラフに現れるケース

たとえば、あるクジラがPerpsポジションとスポットやオプションを一緒に持っている場合。

  • Total PNL:すべて含めた未実現損益
  • Perpetual PNL:Perpsのみの未実現損益

このように、Total PNLの方が“全体ビュー”、Perpetual PNLは“Perpsに特化”した詳細ビューという関係です。

実例で考える:どちらのグラフを見ればいい?

例として、あるウォレットがBTC永久先物で+10 BTC相当、スポットで‑2 BTCを保持していたとします。

このとき。

項目
Perpetual PNL BTC永久先物における未実現損益のみ(例:+10 BTC分)
Total PNL +10 BTC + ‑2 BTCスポット損益 ≒ +8 BTC

グラフでPerpetual PNLだけ描く人と、全体像でTotal PNLを描く人とでは、表示されるカーブが異なるのも当然です。

なぜTotalとPerpetualでグラフが違うのか?

一部のユーザーはPerps取引だけを分析対象としているため、「Perpetual PNLグラフ」を使います。

一方、全体のリスク管理やウォレット全体のパフォーマンスを把握したい場合は、「Total PNLグラフ」を選ぶこともあります。

まとめ:用途に応じて使い分けを

Perpetual PNL → 現在保有中の永久先物取引の未実現損益だけをチェックしたい人向け。

Total PNL → Perpsだけでなくウォレット全体の損益を俯瞰したい人向け。

このように、同じウォレットでもグラフに差が出るのは当然なので、用途に応じてどちらの指標を見るべきかを判断すれば解決します。

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