SBI証券の積立設定を変更した後に余った買付余力を活用する方法とは?

資産運用、投資信託、NISA

SBI証券で投資信託の積立設定を変更したあと、「入金額と積立額が一致せず買付が行われなかった」「余った買付余力を活用できるのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。本記事では、積立額の変更後に生じる余力の扱い方や、手動買付との併用について詳しく解説します。

積立設定を変更しても引き落とし額はすぐには反映されない

SBI証券で毎月の積立額を変更しても、その設定が反映されるのは翌月の積立からになる場合が多く、すでに予約済みの引き落としには旧設定が適用されるのが一般的です。

たとえば、5月に積立額を2万円から3万円に変更したとしても、6月の買付には2万円しか反映されない場合があります。このようにズレが生じると、想定よりも少ない金額が買付に使われることがあります。

買付余力とは?余った資金の行き先

買付余力とは、証券口座にある「未使用の現金資金」のことを指します。積立で引き落とされたものの、積立設定と金額が一致せずに買付が実行されなかった場合、その分の資金は買付余力として口座に残ります。

この買付余力は、今後の積立には自動的に使われるわけではなく、自分で「手動買付」を行うことで活用する必要があります。

余った2万円の買付余力を使うには?

手動で投資信託を購入するには、SBI証券の「投資信託」メニューから、希望するファンドを選び、金額を入力して買付するだけです。

買付時には「NISA口座で買付」「特定口座で買付」の選択が表示されるため、つみたてNISA対象商品であればNISA枠を活用して追加購入も可能です。ただし、NISAの年間投資枠に余裕があるかどうかを確認してから実行しましょう。

積立と手動買付は併用できるのか?

はい、可能です。SBI証券では積立設定とは別に、任意のタイミングで追加購入(スポット購入)を行うことができます。積立は自動での積立投資、スポットは余力資金や相場を見ての判断による柔軟な購入が可能です。

たとえば、毎月3万円を自動積立しつつ、ボーナス月などに追加で手動購入することで、非課税枠を有効活用する投資戦略もあります。

注意すべき点:NISA枠と非課税上限

つみたてNISAには年間の投資上限が設定されています(2024年時点では年間120万円)。余力を使って手動で追加購入する場合も、この枠内に収まる必要があります。

上限を超えると、超えた分は課税対象となる「特定口座」などに回される可能性があるため、事前に枠の残高を確認してから実行するのが安心です。

まとめ:買付余力は手動で使える、NISA枠と連動して計画的に

SBI証券で積立額を変更した後、入金額とのズレにより余った買付余力は、自動的に積立に組み込まれるわけではなく、手動で活用が必要です。投資信託ページからのスポット購入で使うことができ、つみたてNISAの年間枠にも注意しながら計画的に運用しましょう。積立と手動買付を上手に組み合わせることで、資金を無駄にせず、効率的な長期投資が可能になります。

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