株式投資を始めたばかりの方にとって、「売り注文」の入力画面は少し難しく感じることもあるかもしれません。特にSMBC日興証券のようなネット証券では、注文方法が細かく設定できる分、初回は不安に感じる方も多いでしょう。この記事では、「2100円になったら株を売却したい」というケースを例に、具体的な入力方法や各項目の意味を丁寧に解説します。
まずは注文種別と取引所を確認
注文画面では、まず売買の種別を「売り」に設定します。保有している株を手放したい場合はこちらを選びます。
次に「市場選択」ですが、取引所が複数指定できる場合は、通常その株式が主に上場している取引所(例:東証)を選択しましょう。SMBC日興証券では、自動的に適切な市場が選ばれる場合もありますが、不明な場合は「東証」を選んで問題ありません。
指値注文で希望価格を設定する
株価が「2100円になったら売却したい」場合は、「注文方法(執行条件)」として「指値(さしね)」を選び、価格欄に「2100」と入力します。
指値注文とは、自分が希望する価格で売買したいときに使う注文方式です。逆に「今すぐ成行で売る」場合は「成行注文」を選びますが、今回のように価格指定がある場合は「指値」が適切です。
「執行条件」は「なし」でOK?意味を理解しよう
執行条件とは、注文の執行タイミングや条件をさらに細かく指定できる設定です。SMBC日興証券では以下のような選択肢があります。
- なし:通常の注文。特に条件を付けず、取引時間中であればいつでも執行可能。
- 寄付:その日の始値でのみ執行を狙う。
- 引け:その日の終値でのみ執行を狙う。
- 不成(ふなり):指値が約定しなかったら終値で成行に切り替える。
初心者の場合、「執行条件=なし」で問題ありません。 通常の指値注文として機能し、希望価格に到達したタイミングで自動的に売却が試みられます。
有効期間はどうする?今週中なら「今週中」でOK
注文の「有効期間」は、指値が成立しなかったときに注文をいつまで生かすかの設定です。SMBC日興証券では次のような選択肢があります。
- 当日中:その日の取引時間内のみ有効。
- 今週中:金曜日まで有効。
- 日付指定:特定の日付まで有効。
今回のように「今週中に2100円まで上がったら売りたい」という場合は、「有効期間=今週中」を選びましょう。金曜の終値までに2100円を超えたタイミングで自動的に売却されます。
実際の入力例(想定ケース)
以下は、SMBC日興証券で「株価が2100円になったら今週中に売りたい」ケースの入力例です。
項目 | 設定内容 |
---|---|
売買種別 | 売り |
注文方法 | 指値 |
価格 | 2100 |
執行条件 | なし |
有効期間 | 今週中 |
市場 | 東証 |
この設定により、株価が2100円に達したら自動的に注文が執行され、約定すれば売却が成立します。
まとめ:基本を押さえれば株の売却も怖くない
SMBC日興証券での初めての売り注文でも、「売り」「指値」「執行条件=なし」「有効期間=今週中」を理解して設定すれば、安心して注文を出すことができます。
操作に不安がある場合は、SMBC日興証券のカスタマーサポートや、実際の注文画面のプレビュー機能を活用するのもおすすめです。最初の一歩を丁寧に踏み出せば、株式取引の世界がより身近なものになるはずです。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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