SBI証券で外国株を購入すると、外貨建評価損益と円換算評価損益に大きな差が生じることがあります。その理由は、評価方法や為替の扱い方が異なるためです。本記事では両者の違いを分かりやすく解説します。
外貨建評価損益とは?まず基礎を押さえよう
外貨建評価損益は、株価の変動による損益を外貨ベースで単純に計算したもので、為替レートの影響は受けません :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
例えば米ドル建てで100ドル購入し、110ドルに上昇した場合、外貨建評価益は10ドルになります。
円換算評価損益はどう違う?為替レートがキー
円換算評価損益は外貨建評価損益に加え、為替変動を反映したもので、買付時のレートと現在のレートも含めて計算されます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
たとえば購入時が1ドル=130円、今が1ドル=125円なら、株の外貨評価益があっても、円に換算すると為替差で損益に影響が出ます。
表示タイミングによるズレにも注意
外国株の約定直後は為替レートが確定しておらず、TTS(買い時参考レート)に余裕率を乗じた概算金額で評価されます :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
そのため一時的に取得単価が高く見える(過大評価)ため、円換算評価損益にズレが生じるのです。
特定口座での取得単価にも違いがある
SBI証券では特定口座で取得価格を円で管理し、購入時の為替レートを基に平均取得単価を算出しています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
そのため外貨建損益はプラスでも、円換算だと見かけ上マイナスになるケースもあります。
実例で理解しよう:為替変動と概算評価の組み合わせ
たとえば、外貨建評価損益が+10ドルだったとしても、円換算の際、為替が円高に動いていると、円にすると評価損になることがあります。
また約定直後は概算レートを使っているため、時間が経ってレートが確定すると円評価が修正されることもよくあります :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
円換算評価損益が変動する要因まとめ
- 購入時と現在の為替レート差
- 参考レートや余裕率を使った概算表示の影響
- 特定口座での取得単価計算方法
これらが組み合わさることで、外貨建と円換算の評価にギャップが生まれます。
まとめ
SBI証券の外貨株評価では、為替と評価タイミング、取得単価の違いにより外貨建評価損益と円換算評価損益に差が出るのが通常です。評価が大きく動いて見えるのは為替やレートの概算のためであり、時間を置いて本決済レートに修正されることが多い点を把握しておきましょう。

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