一歩テックETFの魅力とは?FANG+と差別化される構成要素と成長戦略に注目

株式

近年の米国株ブームの中で注目されている「一歩テック(iFreeNEXT FANG+インデックスに類似するテーマ型ETF)」ですが、その構成や運用方針について「FANG+と何が違うのか?」「本当に魅力的なのか?」といった疑問を抱く人も少なくありません。確かに一部の銘柄は重複していますが、それでも多くの投資家が一歩テックを選ぶ理由があります。本記事では、その魅力や特徴を分かりやすく解説していきます。

一歩テックの構成:単なるFANG+のコピーではない

一歩テックは「AI」「クラウド」「デジタルヘルス」「フィンテック」「IoT」の5つのテーマに沿って、NASDAQ上場企業を中心に構成されるテーマ型ETFです。各テーマごとに時価総額上位銘柄が選出される方式は一見シンプルに見えますが、その結果としてFANG+と一部重複するのは自然なことです。

しかし、FANG+がハイテクの時価総額上位10社に絞っているのに対し、一歩テックはテーマ性とセクター分散を重視している点が異なります。つまり、「巨大な成長企業に乗る」+「新興テーマを広く拾う」というハイブリッド型のアプローチが特徴です。

FANG+にない魅力的な“残りの銘柄”とは

FANG+に含まれるApple、Microsoft、Amazonなどは確かに一歩テックにも採用されていますが、残りの構成銘柄にも注目すべき価値があります。たとえば。

  • ServiceNow(クラウド自動化)
  • DexCom(デジタルヘルス、血糖値センサー)
  • Block(旧Square)(フィンテック)
  • Roku(ストリーミングプラットフォーム)
  • Palantir(AI・ビッグデータ解析)

これらはFANG+には含まれず、成長ポテンシャルのある中堅企業や、今後10年を牽引する可能性を持つ企業群です。つまり、一歩テックは“次世代のFANG+候補”を先回りで押さえる戦略ともいえるのです。

テーマ分散によるリスク分散と成長捕捉の両立

一歩テックはテーマを5つに分けて構成することで、個別企業のリスクを軽減しながらも、それぞれのセクター成長にアクセスできる設計になっています。たとえばAI市場が一時的に不調でも、デジタルヘルスやIoT領域が好調であれば全体のパフォーマンスを下支えする構造です。

実際、2023〜2024年にかけてはフィンテックやクラウド関連銘柄の株価回復が見られ、テーマ分散の恩恵が表れています。

一歩テックを選ぶ投資家の声

一歩テックに投資している個人投資家の主な声には次のようなものがあります。

  • 「FANG+よりも新しいトレンドに乗れる」
  • 「AIとクラウドに期待していたが、デジタルヘルスが意外に面白い」
  • 「値動きは大きいけど、分散されてるから安心感がある」

特に将来的にFANG+を構成するような企業を先取りしたい中長期投資家にとって、一歩テックは魅力的な選択肢となっています。

まとめ:一歩テックはFANG+を補完し、未来のトレンドを狙うETF

一歩テックは確かに一部の銘柄がFANG+と重なっていますが、それは“結果として”成長性の高い企業が共通して選ばれているに過ぎません。真の価値は、残りの構成銘柄にある将来性と、テーマ分散によるリスク管理にあります。

FANG+が「今」を象徴するETFなら、一歩テックは「これから」を見据えたETFといえるでしょう。長期目線での資産形成を目指すなら、ポートフォリオに組み込む価値は十分にあるはずです。

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