株式投資は大きな資金が必要と思われがちですが、実は「1株」だけでも保有する意味があります。この記事では、1株投資のメリットや得られる権利、実際の活用方法について詳しく解説します。
1株でも得られる株主の基本的な権利
一般的に株主の権利といえば議決権や配当金の受け取りが思い浮かびます。実は、1株でも配当を受け取る権利があります。たとえば、年間配当金が1株あたり50円であれば、1株保有していればその50円を受け取ることができます。
ただし、議決権に関しては多くの上場企業で単元株(通常100株)以上を保有している株主にのみ付与されるため、1株では議決権が行使できない場合がほとんどです。
1株保有で株主優待が受けられる企業もある
株主優待というと大量保有が必要なイメージがありますが、実際には1株でも優待が受け取れる企業も存在します。例としてはオリックス、ひろぎんHDなど、1株保有を継続することでカタログギフトや地域特産品がもらえる制度を導入している企業があります。
特に「長期保有特典」を設けている企業の場合、継続して1株を保有するだけで、将来的にお得な優待を獲得できるチャンスがあります。
1株保有で株主としての「情報」が得られる
企業は株主に対して定期的に「株主通信」や「事業報告書」を送付する義務があります。1株でも株主名簿に記載されていれば、企業の経営情報や方針を知る手段として有益です。
これは「ビジネスや投資の勉強」の一環として、初心者が企業分析を始めるきっかけにもなります。
1株投資の実例:誰でも始められる低リスクの投資
たとえばトヨタ自動車(7203)の株を1株だけ買えば、年間100円近い配当がもらえます。1株あたりの購入額は2025年6月時点で約2,500円前後です。
また、LINE証券やSBI証券、PayPay証券などのスマホ証券を使えば、1株単位で簡単に購入できるため、投資のハードルがぐっと下がります。
1株投資をする上で注意すべき点
もちろんメリットだけでなく、1株では得られない権利(議決権や一部の優待)、証券会社ごとの手数料の違いなどにも注意が必要です。特に株主総会の議決権を得たい場合は、単元株数以上の購入が必要です。
また、証券会社によっては「1株投資」用の株と市場で直接売買される株式(いわゆる単元株)では、購入価格に差が出ることもあるため、事前に確認が必要です。
まとめ:1株投資は「小さな一歩」だが意味は大きい
1株でも株主であることに変わりはなく、配当金や株主通信、場合によっては優待も受け取れるなど、多くのメリットがあります。資産形成や企業研究の第一歩として、1株投資は非常に有効な手段です。
これから投資を始めたい人、学びながら実践したい人にとって、まずは気になる企業の株を1株から保有してみるのも良い選択肢です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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