SBI証券でインデックス投資!S&P500とeMAXIS Slimオルカン、どちらを選ぶべきか

資産運用、投資信託、NISA

インデックス投資を始める際、SBI証券で選べる投資信託としてS&P500やeMAXIS Slimオルカンがあります。これらのファンドは、いずれも低コストで分散投資が可能な点で魅力的ですが、どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、SBI V S&P500とeMAXIS Slimオルカンの特徴、リターン、手数料などを比較し、どちらを選ぶべきかのポイントを解説します。

SBI V S&P500とeMAXIS Slimオルカンの違い

まず、SBI V S&P500は米国の株式市場を代表するS&P500に連動する投資信託で、主にアメリカの大型企業500社に投資します。一方、eMAXIS Slimオルカン(オールカントリー)は、世界中の株式に広く分散投資するインデックスファンドです。リターン面では、SBI V S&P500が18.81%、eMAXIS Slimオルカンが21.35%となっていますが、この差は、投資対象の地域や銘柄の選択に起因しています。

手数料と信託報酬の比較

両ファンドの手数料を比較すると、SBI V S&P500は信託報酬が19円、売買委託手数料や保管費用などがほぼ無料に近いのに対し、eMAXIS Slimオルカンは信託報酬が24円と少し高めです。しかし、eMAXIS Slimオルカンには為替ヘッジがあり、世界各国の通貨に投資しているため、為替リスクを抑えることができます。

信託報酬や手数料が低いことは、長期的に見ると重要なポイントです。しかし、為替リスクを取るかどうか、そしてどの地域に投資するかが、最終的な選択に大きく影響します。

S&P500とオルカン、リターン以外の違い

S&P500はアメリカの大型株に特化しているため、アメリカ経済の成長を享受できる一方で、アメリカ経済の低迷時にはパフォーマンスが鈍化する可能性があります。一方、eMAXIS Slimオルカンは、米国だけでなく、世界中の市場に分散して投資するため、リスクを分散できるというメリットがあります。

また、オルカンは新興国や先進国全体に投資するため、リスクとリターンのバランスを考えたポートフォリオが構築できます。逆に、S&P500はその市場の偏りがリスクとして働く可能性もありますが、リターンが高くなることが期待できます。

長期投資の視点からの選び方

20年以上の長期投資を考えているのであれば、リスクとリターンのバランスを見極めることが重要です。S&P500はアメリカの成長を享受できる投資先として有力ですが、世界全体に分散投資をしたい場合はeMAXIS Slimオルカンが適しています。両者を組み合わせることも一つの戦略です。

また、為替リスクを取るかどうかも大きなポイントです。為替ヘッジのあるeMAXIS Slimオルカンを選ぶことで、為替変動の影響を抑えることができますが、その分、為替リスクを取らないことによるリターンの可能性が少し抑えられるかもしれません。

まとめ

最終的には、自分の投資目的やリスク許容度に応じて、SBI V S&P500とeMAXIS Slimオルカンを選ぶべきです。アメリカ経済の成長に信頼をおき、より高いリターンを期待するのであればS&P500が良い選択でしょう。一方で、リスクを分散し、より安定した長期投資をしたいのであればeMAXIS Slimオルカンが適しています。どちらを選んでも、長期的に積み立てていくことが重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました