「SBI証券から株を移したいけど、書類の再送や電話が繋がらない…」そんな困りごとに直面している方へ向けて、他社への株式移管(出庫)手続きの流れと、うまくいかないときの対処法を詳しく解説します。
SBI証券から他社へ株を移す基本手順
株を他の証券会社へ移管するには「株式移管(出庫)手続き」が必要です。流れは以下の通りです。
- ① 移管先の証券会社で「移管依頼書(入庫用)」を取得
- ② 必要事項を記入し、SBI証券に郵送
- ③ 1週間〜10日ほどで移管完了(証券保管振替機構=ほふりを通じて移動)
※NISA口座にある株式や外国株式など、一部の銘柄は移管できない場合もあります。
よくあるトラブル①:書類が届かない・戻ってくる
「送ったはずの書類が返送された」「何度も同じ書類を請求される」という事例は珍しくありません。多くは次の原因が考えられます。
- 住所変更が未反映:登録情報が古いと郵送が戻ってきます
- 本人確認書類の不備:運転免許証の期限切れなどに注意
- 記入漏れ・印鑑相違:旧字やサイン誤記に注意
再提出時には、必ず控えを取り、書留・簡易書留など記録が残る方法で送るのが安心です。
よくあるトラブル②:電話が全く繋がらない
SBI証券のコールセンターは慢性的に混雑しており、9:00〜11:00・14:00〜15:00の時間帯は特に繋がりにくいです。
対処法としては。
- ・チャットサポート(Webサイト右下にAI・有人チャットあり)
- ・問い合わせフォーム(マイページの「各種手続き→お問い合わせ」)
- ・書類と問い合わせ内容を同封して郵送(証拠を残す目的)
また、証券会社の情報提供義務や書類処理義務に違反している場合は、金融庁の相談窓口に通報することもできます。
他社への移管でおすすめの証券会社
移管先として人気があるのは以下の3社です。
- 楽天証券:アプリが使いやすくサポートも丁寧
- マネックス証券:外国株にも強く、移管実績も豊富
- SBIネオトレード証券:SBIグループ内で移動しやすく手数料も安い
移管にかかる費用は通常、移出元で手数料(1,100円程度)がかかるものの、移管先でキャンペーンなどにより還元されることもあります。
まとめ:株の移管は粘り強く手続きすれば完了する
・SBI証券から株式を他社へ移すには「移管依頼書」を郵送する必要がある
・書類不備や登録情報ミスがトラブルの主な原因
・電話が繋がらない場合は、チャット・郵送・問い合わせフォームを活用
・どうしても解決しない場合は、金融庁相談窓口や消費者センターへ相談を
感情的になっても損をするのは利用者側です。粘り強く、かつ手順に沿った対応を進めましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント