楽天証券iSPEEDで見るRSIの使い方:高配当株を長期保有したい初心者向けの活用法

株式

株式投資初心者の方が楽天証券のアプリ「iSPEED」を使ってチャートを確認する際、RSI(Relative Strength Index)という指標に戸惑うことはよくあります。特に、日足・週足・月足など足の種類や短期・長期設定によって数値が異なるため、どれを見て判断すればよいのか迷うのは当然です。本記事では、高配当株を長期保有したい方に向けたRSIの見方と活用法について、わかりやすく解説します。

RSIとは?基礎からわかるテクニカル指標

RSI(Relative Strength Index)は、過去の一定期間における価格の上昇と下落の比率をもとに、買われすぎ・売られすぎを判断するためのテクニカル指標です。通常0〜100の数値で表され、一般的には70以上が「買われすぎ」、30以下が「売られすぎ」とされます。

たとえばRSIが25であれば、その銘柄は最近売られすぎで、反発が期待される可能性があると判断できます。逆に75なら、今は加熱気味であり、調整が入る可能性もあると考えられます。

足の種類でどう変わる?日足・週足・月足の違い

iSPEEDではRSIを日足・週足・月足など複数のタイムフレームで確認できます。それぞれの意味は次の通りです。

  • 日足:1日の値動きを反映。短期売買向け。
  • 週足:1週間単位の値動き。中期的な流れが見える。
  • 月足:1ヶ月単位での動き。長期投資向け。

高配当株を長期保有する方には、週足または月足のRSIを見るのが適しています。日々の値動きに惑わされず、割安な水準を見極めやすくなります。

短期・長期設定はどう選ぶ?

RSIの設定には「短期」「長期」がありますが、これはRSIを算出する期間(日数)を表します。iSPEEDではたとえば「短期RSI=9日」、「長期RSI=14日」などと設定されています。設定が短くなるほど反応は敏感になります。

高配当株のコツコツ積立を目指す場合は、短期RSIと長期RSIの両方を併用することで、直近の過熱感と中期的なトレンドの両面を確認できます。

実際にどう使う?高配当株の買いタイミング

たとえば月足RSIが35程度で、週足も40台であれば「今は割安水準にある可能性が高い」と判断できます。過去にその銘柄のRSIが30前後のときに反発している傾向があれば、買い増しの判断材料になります。

例として、ある高配当株の月足RSIが28に下落していた時期に、実際に株価が底打ちし、その後半年で15%程度の回復を見せたケースもあります。このようにRSIは割安を見極める補助的な指標として有効です。

初心者におすすめの投資スタイルとRSIの位置づけ

高配当株をコツコツと積み上げていくスタイルは、初心者にとって非常に堅実なアプローチです。RSIはその判断を助ける一つのツールであり、「いつ買うべきか」の参考になります。

ただし、RSIのみに頼るのではなく、企業の業績や配当実績、将来性などのファンダメンタルズと合わせて判断することが大切です。

まとめ

iSPEEDでのRSIの数値は、足の種類(日足・週足・月足)や期間設定によって異なります。長期保有を前提とした高配当株投資では、週足や月足のRSIを重視し、割安圏での買い増しに活用すると良いでしょう。

RSIは万能な指標ではありませんが、使い方を理解すれば心強いサポートツールとなります。初心者の方も、自分の投資スタイルに合った指標の使い方を学び、着実にステップアップしていきましょう。

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