新PC(Core i5-14400、16GB、SSD)でもMT4のチャート切り替えが重い場合、単にスペック不足ではなく、設定やインジケーターの負荷が原因となっていることが多いです。本記事では、原因の判別と対策、設定値の見直し方法を段階的に解説します。
1. インジケーターの処理負荷をチェック
まずはカスタムインジケーターのパフォーマンステストを行いましょう。インジケーターの読み込み→チャート切り替えを1つずつ増やし、重くなるタイミングを特定します。
特に「バーごと」や「全過去履歴に再描画」タイプは負荷が高く、1つ追加するごとに推移が遅くなるパターンは典型的です。これは56%以上のCPU比率になることもあります。
2. 「最大バー数(Max Bars)」を調整しよう
MT4のデフォルトでは過去のバーを大量に読みこんでおり、それが遅延の原因になります。
- メニュー→ツール→オプション→チャート→「Max bars in chart」を半分(例:10,000→5,000等)に減らす
- 同様に「Max bars in history」も見直すとメモリ使用の軽減につながります
これにより描画・切り替え速度が劇的に軽くなるケースが多いです:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
3. 不要チャート・シンボル・機能を整理
開いているチャートが多いほどリソースを使います。取引中でないチャートやMarket Watch内の使わない通貨ペアを非表示にしましょう:contentReference[oaicite:1]{index=1}。
さらに、設定内のニュース受信やメール通知、イベント音など不要機能をオフにすることで、全体負荷を抑えることができます:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
4. 定期的なキャッシュ・ログのクリアと再起動
MT4は使用中にログやキャッシュが蓄積され、動作が重くなることがあります。
定期的にインストールフォルダ内の「log」や「history」を整理し、週に一度は再起動することでパフォーマンスが向上します:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
5. 最終手段:MT5やVPS移行も検討
MT4は32bitで単一コアしか使わないため、負荷が集中しやすい構造です。64bit対応のMT5に移行するだけで動作が軽くなるケースも多々あります:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
またVPS(仮想サーバー)を利用すれば、常時安定した環境でMT4を稼働でき、重さ問題を根本から解消できます。
まとめ:軽量化は設定と管理の積み重ね
MT4が重くなる原因は主にインジケータの再描画負荷+過去バー数の読み込み量+不要機能の稼働です。
「負荷源を見つける→Max Barsを調整→シンボルやチャートを減らす→定期クリア→必要ならMT5/VPS検討」という順番で対策することで、新PCでも軽快な動作が取り戻せるでしょう。

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