楽天証券での金の評価損益と手数料の仕組みを徹底解説|初心者が知っておくべきポイント

資産運用、投資信託、NISA

金(ゴールド)への投資は、インフレヘッジや資産分散の観点から人気が高まっています。楽天証券では金の現物や金ETFなどが購入可能ですが、表示される「評価損益」に手数料が含まれているかどうか、疑問に思ったことはありませんか?この記事では楽天証券における金投資の評価損益表示の仕組みや、手数料との関係についてわかりやすく解説します。

楽天証券での「評価損益」に含まれるもの

楽天証券における評価損益は、「取得価格(購入時の単価+手数料)」と「現在の価格」の差額で計算されます。つまり、手数料は購入価格に含まれており、実質的に評価損益の中に反映されているということになります。

そのため、評価損益がプラスになっていれば、少なくとも手数料を上回る価格上昇が起きているという理解で問題ありません。

手数料がどのように影響するのか

例えば、金を1グラムあたり9,000円で購入し、手数料が100円(合計9,100円)だったとします。金価格が9,200円に上昇すると、評価損益は+100円になります。これは、手数料を考慮しても利益が出ている状態です。

一方、金価格が9,000円のままだと評価損益は▲100円となり、これは手数料による損失がそのまま表示されていることになります。

金投資の手数料は高い?

金現物(純金積立)の場合、楽天証券では買付時および売却時に「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料が発生します。これは売値と買値の差で、実質的には購入時点で数%のマイナスからスタートすることになります。

金ETFの場合は、取引手数料+信託報酬がかかりますが、スプレッドは狭く、流動性も高い傾向にあります。

評価損益がプラスなら「手数料負け」ではない?

結論として、楽天証券における評価損益がプラスであれば、購入時に支払った手数料はすでに上回っていると見なせます。したがって、その時点では「手数料負け」をしていないと考えて差し支えありません。

ただし、売却時にもスプレッドや手数料が発生する場合があるため、最終的な損益を確定するには売却後の損益を確認する必要があります。

具体例:評価損益の確認方法

楽天証券のウェブサイトまたはアプリの「保有商品一覧」で金を確認すると、「取得単価」と「評価額」「評価損益」が表示されます。取得単価には手数料が含まれており、評価額は現在の価格ベースで計算されているため、これらの差額で正確な損益がわかる仕組みです。

また、楽天証券公式サイトでは、各種手数料やスプレッドについて詳細が公開されていますので、確認しておくと安心です。

まとめ:手数料は評価損益に織り込まれている

楽天証券で金を購入した場合、表示される評価損益には購入時の手数料が反映されており、評価損益がプラスであれば実質的に手数料を超えて利益が出ている状態です。

とはいえ、金のようにスプレッドが存在する商品の場合は、売却時の手数料やタイミングも見落とさず、総合的に利益が出ているかどうかを定期的に見直す習慣をつけておくと良いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました