オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)やS&P500(eMAXIS Slim 米国株式)といった人気のインデックスファンドをSBI証券のNISA口座で購入した際、「いつの基準価額で約定されるのか」が気になる方も多いでしょう。本記事では、投資信託購入時の基準価額の確定タイミングと反映までの流れを詳しく解説します。
投資信託の約定ルール:注文日ではなく基準価額の決定日
投資信託は「リアルタイム売買」ではなく、1日に一度決定される「基準価額」で売買されます。つまり、証券口座で注文したその瞬間に価格が確定するわけではありません。
通常、注文の締切は営業日の午後3時です。15時までに注文が確定した場合、その日の基準価額(当日決定、翌営業日公表)で約定されます。15時を過ぎると、翌営業日の基準価額での約定になります。
注文から反映までの流れ:最大3営業日のタイムラグ
例えば、月曜日の14:30に注文した場合、その日の基準価額での約定となり、通常は水曜日にSBI証券のアプリ内に「約定内容」が反映されます。
一方で、月曜日の16:00に注文した場合、火曜日の基準価額での約定となり、木曜日に反映されるという流れになります。したがって、「アプリ上に反映されるタイミング=約定日の価額」ではないことに注意が必要です。
実例で確認:オルカンを15時前と後で購入したケース
以下の例で比較してみましょう。
注文時間 | 適用基準価額日 | 約定反映日 |
---|---|---|
火曜 14:45 | 火曜 | 木曜 |
火曜 15:10 | 水曜 | 金曜 |
このように、数分の違いで適用される価格が変わるため、購入タイミングには注意が必要です。
NISA口座でもルールは同じ
NISA口座での購入も、通常の特定口座・一般口座と同じ約定ルールが適用されます。注文した時間が15時前か後か、そして営業日かどうかが重要な判断ポイントです。
また、月末などは注文が集中しがちで、反映までに余分に1営業日かかることもあります。決済処理が遅延しないよう、余裕を持ったタイミングでの注文がおすすめです。
反映の遅れに惑わされず「約定日」をチェック
アプリ上に反映されるのは「約定日ベースの価格」なので、表面的に見えている反映日がズレていても、購入した価格自体は注文タイミングに応じて正しく反映されています。
特に値動きの大きい日は、「反映された価格が違う?」と感じるかもしれませんが、約定日と注文時間を確認すれば、ルールどおりであることがわかります。
まとめ:注文時間が価格決定の鍵
投資信託購入時には、注文を出した「時間」と「営業日」が適用価格に大きく影響します。SBI証券では、15時までの注文であれば当日の基準価額、それ以降なら翌営業日分になります。
反映に数日かかることは通常の仕様であり、焦る必要はありません。取引履歴から「約定日」をチェックすれば、自分がいつの価格で買ったかが明確にわかります。安心して積立やスポット購入を活用していきましょう。

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