日本株の中には、そのビジネスモデルや市場での地位から他社に真似できない独自性を持つ『唯一無二』とも言える企業がいくつか存在します。任天堂やオリエンタルランド、アイスペースといった例に加え、他にも注目すべき銘柄があります。本記事では、投資家から長期保有の対象として評価されやすい、オンリーワンの強みを持った企業を紹介します。
『唯一無二』とはどういう意味か?
ここでいう『唯一無二』とは、単に時価総額や業績が高い企業ではなく、代替困難なビジネスモデルや特異なポジショニングを持つ企業を指します。競合が少ない、または存在しないことが長期安定経営やブランド価値の維持につながります。
たとえばオリエンタルランド(東京ディズニーリゾート運営)は、国内で類似ビジネスを展開する企業が存在しないという点で、まさに『唯一無二』の代表格です。
KEYENCE(キーエンス)|営業利益率50%超の技術集約型企業
キーエンス(6861)は、FA(ファクトリーオートメーション)向けのセンサーや画像処理装置を提供するメーカーでありながら、製造を外注し、研究開発と営業に特化した独自モデルを構築。高収益体質と無借金経営で知られています。
その利益率の高さと販売スタイルの独自性は他の企業が模倣しづらく、投資家からは日本市場屈指の“無敵企業”とも評されます。
Shoei(ショウエイ)|世界的バイク用ヘルメットブランド
Shoei(7839)はバイク用高級ヘルメットに特化したメーカーで、全世界でブランドのプレミアムイメージを確立しています。プロライダー御用達であることから、安全性とデザインに優れるとして欧米やアジアでも強い支持があります。
日本発でありながら、グローバルで「ショウエイ=高級ヘルメット」という立ち位置を持つため、ニッチながら非常に独自性の強い企業といえます。
大和ハウス工業|物流施設と医療介護施設での圧倒的ポジション
大和ハウス(1925)は住宅メーカーとしての知名度も高いですが、特に注目されているのが物流施設の開発・運営事業です。「DPL」ブランドで全国に巨大倉庫を展開し、EC市場の拡大に伴って安定した需要を確保しています。
また、医療・介護・福祉分野での建築事業にも早期から着手しており、社会インフラとして欠かせない分野でのポジショニングも他社には真似しにくい強みです。
リクルートホールディングス|求人とSaaSでグローバル展開
リクルート(6098)は、日本国内ではIndeedやSUUMOなどのメディアで知られていますが、海外での求人メディア運営とSaaS領域の成長により、時価総額で世界でも上位のHR企業になっています。
国内外での求職・求人支援サービスに加えて、Airレジなどの中小企業向け業務支援ツールの展開も進めており、BtoBでも独自路線を開拓しています。
まとめ:独自性を軸に長期投資に向く銘柄を見極めよう
今回紹介したような銘柄は、市場の変動に強く、ブランディングや技術力で他社を圧倒する構造を持っています。単なる業績だけでなく、他社が容易に参入できない『参入障壁』や、企業文化としての独自性も重要な評価軸です。
今後も長期的に安定した成長を期待するなら、「唯一無二」なポジションを持つ企業への分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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