日本国内における仮想通貨取引所の選定では「過去に一切トラブルを起こしていないかどうか」を重視する投資家も多いでしょう。本記事では、これまでに大きな問題を起こしていない取引所に注目し、信頼性の高い取引所選びの参考となる情報をお届けします。
日本の仮想通貨取引所の安全性の現状
国内の仮想通貨取引所は、金融庁による厳格な登録制度のもと運営されています。過去にはCoincheckの不正アクセス事件や、Zaifでの流出問題などもありましたが、近年はシステムや管理体制が強化されつつあります。
とはいえ「創業以来一切のトラブルがない取引所」は極めて限られており、ほとんどの企業が大小いずれかの運営上の課題を経験しています。
比較的安定した運営を続ける国内取引所の例
- bitFlyer(ビットフライヤー):2014年創業。金融庁登録後はセキュリティ強化を徹底し、ハッキング被害等の大きな事故は報告されていません。
- GMOコイン:GMOインターネットグループ傘下で、運営管理体制が比較的堅牢。システム障害などはあるものの、不正流出などの深刻なトラブルはありません。
- bitbank:金融庁登録以降、大規模なトラブルは確認されておらず、セキュリティ対策に積極的です。
これらの取引所は、創業後も技術体制を強化しながら運営している点で、安定性が評価されています。
「トラブルなし」の判断基準は明確に
取引所における「チョンボ(=失敗や不祥事)」の定義は、ハッキングや顧客資産の流出だけではありません。取引停止やシステムダウン、ユーザーへの誤送金など、軽微なミスも広義のチョンボと解釈されることがあります。
したがって「全くの無事故」と言える企業はほとんど存在せず、「重大インシデントがない」「ユーザー対応が丁寧」「金融庁対応が迅速」といった点も総合的に見るべきです。
取引所を選ぶ際のチェックポイント
- 金融庁に正式登録されているか
- コールドウォレットによる資産管理の有無
- 過去のインシデントとその対応内容
- ユーザーの口コミや評判
- 運営企業の財務・グループの安定性
例えば、bitFlyerはKPMGによる監査報告書を定期的に開示しており、情報公開に積極的です。また、GMOコインは大手グループの信用力と共に、即時入金やレバレッジ取引などの利便性も兼ね備えています。
実際のユーザーの声を参考にする
「トラブルがなかったか」を知るうえで、SNSやレビューサイトの利用者の声は重要な参考になります。例えばX(旧Twitter)では取引の遅延報告や、入出金のトラブルについて逐次情報が上がっており、日常的な評価を知る手段として有効です。
また、SNSでは「bitbankのサポートが丁寧だった」や「GMOコインのアプリが使いやすい」など、ユーザー体験に基づく肯定的なコメントも多く確認できます。
まとめ:100%無事故を求めるよりも対応力を見る
仮想通貨取引所を選ぶ際に「創業以来まったくのチョンボがない」と言い切れる事業者はほとんど存在しません。しかし、トラブルが発生した際の対応や、再発防止の取り組みこそが信頼性の指標になります。
bitFlyer、GMOコイン、bitbankなどは、過去の重大トラブル報告が少なく、セキュリティ体制や運営実績も安定しています。完全無欠な取引所を求めるのではなく、「問題が起きたときにユーザー目線で対応してくれるか」に注目して選びましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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