翌日に株を買うための指値注文の活用方法とPTS終値の影響

株式

株式投資では、翌日に狙った株を買うために事前に注文を出すことが重要です。特に、仕事などで9時の取引開始時にリアルタイムで注文を出せない場合、指値注文を活用することで、狙った価格での購入が可能になります。本記事では、翌日の株の買い方、PTS終値の活用方法、指値注文の仕組みについて詳しく解説します。

翌日に株を買うための指値注文とは?

指値注文(さしねちゅうもん)とは、株を購入する際に「この価格以下なら買いたい」と指定しておく注文方法です。メリットとしては、自分が希望する価格で購入できる点がありますが、希望価格に到達しない場合は注文が成立しない可能性もあります。

例えば、ある株が現在1,000円で取引されており、「950円で買いたい」と指値注文を出した場合、株価が950円以下になれば注文が成立しますが、それ以上の価格で推移した場合は約定しません。

PTS終値を指値注文の参考にできるか?

PTS(私設取引システム)市場では、通常の取引時間外にも株の売買が行われるため、翌日の値動きを予測する材料になります。PTS終値を翌日の指値注文の参考にすることは可能ですが、必ずしもその価格で取引されるとは限りません。

特に、以下の点に注意が必要です。

  • PTS市場の出来高は少なく、価格が乱高下しやすい
  • PTSでの終値が翌日の始値に直接影響するわけではない
  • 翌朝の板の状況(売り・買いの注文)を確認できない

したがって、PTS終値を参考にするのは有効ですが、他の情報も考慮する必要があります。

ストップ高銘柄の指値注文の注意点

ストップ高(値幅制限の上限に到達した状態)の銘柄を翌日に買いたい場合、通常の指値注文ではなかなか約定しにくくなります。

ストップ高銘柄の注文で注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 翌日の寄り付き(市場開始直後)の成行注文が集中しやすい
  • 板の気配値を確認しないと、どの価格で約定するか読みにくい
  • 指値が低すぎると、そもそも取引が成立しない

このような場合、「寄付成行(よりつきなりゆき)注文」を検討するのも一つの方法です。寄付成行注文とは、翌日の市場開始時にその時の最初の価格で自動的に購入する注文方法です。

仕事中に株を仕込んでおく方法

仕事中にリアルタイムで株価を確認できない場合、事前に注文を仕込むことが大切です。その方法には以下の選択肢があります。

  • 指値注文を出しておき、希望価格になったら自動で買う
  • 寄付成行注文を利用し、確実に購入する
  • 逆指値注文を使い、価格が特定の水準を超えたら自動的に注文する

特に、指値注文と逆指値注文を組み合わせることで、リスク管理をしながら購入のタイミングを自動化できます。

まとめ

翌日に株を購入する際、指値注文を活用することで希望価格での約定を狙うことができます。ただし、PTS終値はあくまで参考情報であり、翌日の始値とは異なる可能性があるため、慎重に判断することが重要です。

  • 指値注文を活用し、希望価格で購入できるようにする
  • PTS終値は目安として使うが、必ずしも翌日の取引価格と一致しない
  • ストップ高銘柄は寄付成行注文を検討する
  • 仕事中は逆指値注文や予約注文を活用し、自動売買の仕組みを整える

これらのポイントを意識することで、限られた時間の中でも効率的な株取引を行うことができます。

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