資産運用を始めるうえで「一括投資」か「積立投資」か、そして「どの投信を選ぶか」は非常に重要なテーマです。今回は、100万円をNISA枠で投資し、分配金を受け取らず再投資を重視する方向けに、投資信託選びの考え方と具体的なおすすめ商品をご紹介します。
一括投資と積立投資の違いとメリット
まずは一括投資と積立投資のそれぞれの特徴を押さえておきましょう。
一括投資:タイミングが良ければ大きな利益を狙える反面、市場の下落リスクも一度に受けるデメリットがあります。
積立投資:時間を分散することで平均購入単価を抑える「ドルコスト平均法」の恩恵が得られ、初心者にも人気です。
アライアンス・バーンスタイン vs ティーロウプライス
アライアンスバーンスタイン米国成長株投信Bコースは、米国グロース株に集中投資しつつ無分配で再投資される点が魅力です。運用実績も長く、成長性重視の投資家に適しています。
一方、ティーロウプライスのテンバガー・ハンターBコースは、将来10倍成長が期待される企業を狙うアクティブ型。テーマ性が強く、ハイリスク・ハイリターンな点に留意が必要です。
両者ともにNISA対応・無分配型ですが、リスク許容度によって選択が分かれるでしょう。
S&P500連動型の堅実な選択肢
分配金を求めず、長期で安定成長を狙うならインデックスファンドも選択肢に入ります。特に人気なのは以下の2本。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):超低コスト、無分配、つみたてNISA対象
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:Vanguardとの連携で信頼性が高い
これらはボラティリティが小さく、初心者や積立に向いた堅実な投信です。
一括投資×インデックス:併用も有効
「一括で一部を投資し、残りは積立」というハイブリッド戦略もおすすめです。
例:
・50万円を一括でeMAXIS Slim S&P500に投資
・残り50万円を毎月5万円ずつ積立(テンバガー等)
こうすれば、成長性とリスク分散のバランスが取れ、心理的にも安心です。
まとめ:目的とリスク許容度で選ぶのが正解
分配金を目的としないのであれば、アライアンス・バーンスタインBコースは合理的な選択肢です。ただしテーマ株中心のティーロウプライスにはリスクもあるため、分散投資の観点ではS&P500系との併用を検討しても良いでしょう。
資産形成は長期戦。自分のスタイルに合った投信を見極めて、焦らず着実に運用していくことが成功の鍵です。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
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