投資初心者の方がポートフォリオを組む際に迷うのが、資産をどのように分けるかという問題です。質問者のように、オルカン、SP500、FANG+などに分けて投資する場合、その配分についてどのように判断すべきかを解説します。
1. オルカン、SP500、FANG+の特徴とリスク
まず、オルカン(オール・カントリー・ワールド・インデックス)とは、世界の株式市場を広くカバーするインデックスです。リスクが分散されているため、安定したリターンを期待できます。一方、SP500はアメリカの500社に投資するインデックスで、アメリカ経済の成長に依存しています。FANG+は、Facebook、Amazon、Netflix、Googleなどの成長株に特化したインデックスで、リスクは高いですが、リターンも大きい可能性があります。
それぞれの特徴を理解した上で、どのようにポートフォリオに組み込むかが重要です。
2. 質問者のポートフォリオの分析
質問者は、オルカン5割、SP5002割、FANG+3割の割合で投資しています。オルカンとSP500を分ける意味がほとんどないという点は正しく、両者は似たような動きをするため、同じようなリスクが伴います。ただし、オルカンは全世界の株式に投資しているため、リスク分散の効果があります。
FANG+に関しては、短期的な投資を考えているとのことですが、FANG+は非常にボラティリティが高く、短期間で大きなリターンが得られる反面、大きな損失も覚悟する必要があります。この点を理解した上での投資はリスクを取る上で大切なポイントです。
3. 配分の変更提案:オルカン7割、FANG+3割の考え方
オルカン7割、FANG+3割という配分を考える場合、オルカンの比率を増やすことで、より安定したリターンを得ることができます。FANG+を3割にすることで、リスクを抑えつつ、成長株に投資することができます。このバランスであれば、リスクを取りつつ、リターンを狙うことができます。
一方、SP500を完全に省略することは、アメリカ経済の成長を見込んでいる投資家にはリスクが大きくなります。もし、アメリカ市場に依存したいのであれば、SP500の比率を少し増やしても良いでしょう。
4. 長期運用と短期運用のバランス
質問者のように、長期運用と短期運用を使い分けることは理にかなっています。長期的にはオルカンやSP500などの安定したインデックスに重点を置き、短期的な利益を狙うFANG+をポートフォリオに加えることで、リスク分散を図ることができます。
ただし、短期的な投資はタイミングが重要であり、急激な市場変動にも影響を受けやすいため、リスク管理をしっかり行うことが大切です。
まとめ
ポートフォリオの比率を決める際は、リスクとリターンのバランスを考えることが重要です。オルカン7割、FANG+3割という配分は、リスクを抑えつつも成長株のリターンを狙う良いバランスです。投資は長期的な視点で行うことをお勧めしますが、短期的なリスクを取る際は十分に注意が必要です。自分の投資目的やリスク許容度をよく考え、ポートフォリオを調整していきましょう。
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