2021年の仮想通貨バブルで大きな注目を集めた柴犬コイン(SHIB)とドージコイン(DOGE)は、短期間でとてつもない値上がりを記録し、多くの投資家に夢を見せました。しかし、果たして次のバブルで再び60万倍という驚異的なリターンは期待できるのでしょうか?本記事では、その可能性と背景にある要因について、冷静に分析します。
仮想通貨の「万倍」リターンはなぜ生まれたのか
仮想通貨市場では、初期の極端に低価格のトークンが短期間に大きく上昇することで「億り人」が誕生する現象がしばしば見られます。柴犬コインは2020年に0.0000000001ドル程度で誕生し、わずか1年で数十万倍に値上がりしました。
主な要因は以下の通りです:
- 低価格による購入のしやすさ
- ミーム文化やSNS(特にイーロン・マスクの影響)
- 短期投機資金の大量流入
柴犬コイン(SHIB)とドージコイン(DOGE)の現在地
SHIBやDOGEはすでに広く認知され、時価総額も大きいため、初期のような超高倍率成長は難しいとされています。2024年時点での価格帯では、60万倍に達するには理論上、不可能に近い水準です。
例:DOGEが60万倍になるには、1ドルから600,000ドルに達する必要があり、これは全世界のGDPを超えるような規模です。
価格上昇の限界と「希少性」の関係
ビットコインが上昇しやすいのは、その発行上限(2,100万枚)という「希少性」があるからです。対して、DOGEやSHIBは発行上限がなかったり、供給量が多すぎたりするため、価格上昇に天井ができやすい特徴があります。
大量保有者による売り圧力(通称:クジラ)も成長の足かせとなる要因です。
仮想通貨バブルは再来するのか?
仮想通貨市場は歴史的に「4年周期」と呼ばれるようなバブルと暴落を繰り返してきました。次の半減期(2024年ビットコイン)を経て、新たな上昇局面が来るという期待は根強く存在します。
ただし、過去のバブルで上がった通貨が再び主役になることは少なく、新たなプロジェクト(AI関連、リアルワールドアセット連動型など)が注目される傾向にあります。
短期利益狙いではなく、中長期的な戦略が重要
60万倍という数字に惹かれて全財産をミームコインにつぎ込むのは極めて危険です。バブル期は期待と興奮が市場を支配しますが、それに流されずリスク管理を重視した冷静な判断が求められます。
分散投資や、信頼性のあるプロジェクトへの長期投資を基本としながら、ミームコインはあくまで「宝くじ枠」として扱うのが現実的です。
まとめ:60万倍は奇跡、だが夢は見てもいい
柴犬コインやドージコインが再び60万倍の価値になる可能性は、現実的に見れば限りなく低いと言えます。しかし、仮想通貨市場の持つ魅力は、思いがけない「一発逆転」のチャンスがあることです。
夢を持つのは自由ですが、投資は自己責任。現実的な視点とリスク分散を忘れずに、未来のチャンスに備えておくことが大切です。

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