IPO株のロックアップ期間とは?初心者が誤解しやすい制限の正体をやさしく解説

株式

株初心者の方がIPO(新規公開株)にチャレンジする際、「ロックアップ期間180日」といった表記を見かけて不安になることもあるでしょう。本記事では、ロックアップ期間とは何か、そしてそれが一般投資家にどう関係するのかを、わかりやすく解説します。

ロックアップとは?その基本的な意味

ロックアップ(lock-up)とは、IPOに際して既存株主が一定期間株式を売却できない契約のことです。通常、主幹事証券会社との取り決めで定められ、株価の乱高下を防ぐ目的で設定されます。

この期間中、企業の創業者・大株主・ベンチャーキャピタル・取引先などの主要関係者が保有する株を市場で売却できなくなります。期間は通常90日〜180日です。

ロックアップはIPOで当選した個人投資家にも適用される?

答えは「いいえ」です。ロックアップは大株主などの既存株主に適用されるものであり、IPOで新たに株を購入する一般投資家には関係ありません

IPOで当選した個人投資家は、上場初日から自由に売買することが可能です。ただし、売却のタイミングや気配値などに注意しないと損失につながることもあるため、基本的な売買ルールの理解は重要です。

なぜロックアップが設定されるのか?その役割を知ろう

ロックアップがないと、上場直後に大株主が大量に売却し、株価が急落する可能性があります。これを避けて市場の安定性を保つためにロックアップは設けられています。

たとえば創業者が上場初日に大量売却すれば、投資家心理が冷え込み、株価が短期間で大きく下落する可能性があるため、上場企業は一定期間売却を制限することで信頼性を保ちます。

ロックアップ解除時に起きる株価の動きとは

ロックアップが解除されると、大株主が保有株を売却し始める可能性があるため、需給バランスの変化により株価が大きく動くことがあります。

そのため、ロックアップ解除日(たとえば180日後)は多くの投資家が警戒しており、直前に売りが増えることもあるため、カレンダーでチェックしておくと安心です。

IPO株初心者が注意すべきポイント

  • ロックアップはあなたには関係ない(大株主向け)
  • 上場初日に売却可能だが、株価の乱高下に注意
  • ロックアップ解除日もチェックして売買戦略を練る

まとめ:IPO株のロックアップに惑わされず冷静に判断を

IPO株で「ロックアップ180日」と見ても、一般投資家であるあなたには売却制限はありません。安心して売買できます。ただし、上場初日は株価が大きく動くため、事前に銘柄の事業内容や相場状況をよく調べたうえで、冷静に判断することが成功への第一歩です。

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