積立NISAを利用していると、「もし現金が必要になったらどうやって出金すればいいのだろう?」と疑問に思う方も少なくありません。特に楽天証券で積立NISAをしている方からは「解約が必要なのか?」という質問もよく聞かれます。この記事では、積立NISAの出金方法と注意点をわかりやすく解説します。
積立NISAの仕組みを理解する
積立NISAは、年間40万円を上限に投資信託を積み立てる制度です。投資した資金は、非課税期間内であってもいつでも売却(換金)することが可能です。ただし、一度売却するとその分の非課税枠を再利用することはできません。
例えば、ある年に40万円分の投資をして、そのうち10万円分を売却すると、その年の非課税枠が再度10万円分復活するわけではなく、非課税枠は「消費されたまま」となります。
解約と売却の違い
「解約」という言葉は誤解を招きやすいですが、積立NISAの場合は制度そのものを解約する必要はありません。実際に必要なのは投資信託の「売却手続き」です。
楽天証券では、WEBサイトやスマホアプリから保有している投資信託の一部または全部を売却することが可能です。売却代金は、通常数日後に証券口座へ入金され、そこから銀行口座へ出金できます。
出金の手順
- 楽天証券のマイページにログイン
- 「投資信託」メニューから保有ファンドを選択
- 売却数量や金額を指定して売却注文を出す
- 約定後、数日で証券口座に反映
- 証券口座から銀行口座へ出金
この流れで、積立NISAの口座を解約することなく現金化できます。
注意点
積立NISAで売却を行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 非課税枠は復活しない:売却した分を再度積み立てることはできません。
- 市場価格の変動リスク:売却時点の基準価額で決まるため、元本割れのリスクもあります。
- 出金までの日数:即日現金化はできず、売却から出金まで数日かかります。
まとめ
楽天証券の積立NISAで出金する際には、制度を「解約」する必要はなく、保有している投資信託を「売却」すれば現金化が可能です。ただし、一度売却した分の非課税枠は戻らないため、計画的に売却することが大切です。急な出費がある場合の備えとして、あらかじめ一部資金を普通預金などに確保しておくのも有効な方法です。

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