投資初心者の方のなかには、SBI証券で「つみたてNISA」をクレジットカード決済に設定しており、例えば「次回発注予定日が12/1、毎月の積立金額が1万円」のようなケースで、自動的にカードから1万円が12/1に引き落とされるのか知りたいというご質問があります。ここでは、クレジットカード決済でつみたてNISAを設定したときの基本的な流れと、「発注日」「引き落とし日」の関係をわかりやすく整理します。
クレジットカード決済によるつみたてNISA設定の基本ルール
SBI証券では、投資信託・つみたてNISA枠の積立買付にクレジットカード決済を設定できます。([参照]SBI証券「つみたてNISAのメリット」)
ただし、注意すべきポイントとして、指定できる「買付発注日」「設定締切日」「カード引き落とし日」が通常の現金引き落とし型積立とは異なるスケジュールになることがあります。([参照]SBI証券 FAQ「NISAで現金からクレジットカード決済に変更した場合」)
「毎月12/1に1万円引き落とされる」というケースの整理
ご質問のように、「次回発注予定日12/1」「毎月積立金額10,000円」を設定している場合でも、カード引き落としが必ず12月1日に行われるわけではありません。以下の流れを理解しておきましょう。
例えば、カード決済を設定・変更した月には「設定締切日」までに手続きを完了していないと、発注が翌月または翌々月になる可能性があります。([参照]同上)
また、買付発注日=12/1だったとしても、カードからの引き落とし日はカード会社による決済締め日・カード引落日の設定によって「発注月の翌月10日」「翌月26日」などになる場合があります。([参照]三井住友カード連携サービス案内)
具体的なスケジュール例で考えてみる
例:12/1に買付発注が設定されている場合のスケジュールを仮定します。
・11/10までにカード決済の設定が完了 → 12/1に買付発注 → カード引き落とし日が翌月10日の場合、1月10日に1 万円がカードから引き落とされる。
・11/11以降に設定を完了 → 買付発注が1月にずれ、カード引き落としが2月になる可能性あり。
このように、「12/1に引き落とし」という固定ではなく、買付発注日・カード決済設定日・カード会社の締め日が全体スケジュールに影響します。
つみたてNISA枠・クレカ積立を設定する際のチェックポイント
- 設定締切日までに手続きを完了しているか:設定変更・新規登録が月半ばを過ぎると、翌々月の発注になる可能性があります。
- 発注日と買付日の違いを理解しているか:発注日(SBI証券が注文を出す日)=必ずしも「カード引き落とし日」ではありません。カード会社の請求サイクルが反映されます。
- 引き落とし日がカード会社で異なることを把握しているか:たとえば、三井住友カードの場合、「毎月10日または26日(非営業日の場合は翌営業日)」が引き落とし日となる例があります。([参照]同上)
- つみたてNISAの非課税枠・年額上限を理解しているか:クレジットカード積立を使っても、NISA枠の上限を超えないように注意が必要です。
まとめ
まとめると、SBI証券で「つみたてNISAをクレジットカード決済」に設定して毎月1 万円を積立するとしても、必ず「12/1にカードから1万円が引き落とされる」というわけではありません。買付発注日・決済設定のタイミング・カード会社の請求日など複数の要素がスケジュールに影響を与えます。
ですので、設定後はSBI証券の画面で「設定締切日」「買付日」「引き落とし日」を確認し、初回引き落としのタイミングを把握しておくことが賢明です。迷った場合には、口座を開設した証券会社のサポート窓口やカード会社にも確認をしておきましょう。
こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。


コメント