2024年5月31日を期限としてSBI証券が導入したFIDO認証。スマートフォンやPCからのセキュリティ強化を目的としたこの認証方式ですが、期限を過ぎてから設定しようとした際に困る方も多いようです。今回は、期限を過ぎた場合の影響と今後の対処法について詳しく解説します。
FIDO認証とは?SBI証券での導入背景
FIDO(Fast IDentity Online)認証は、パスワードレスの安全なログインを実現する技術です。SBI証券では、顧客の情報保護と不正アクセスの防止を目的として2024年から段階的に導入が進められ、5月31日を目処に設定完了が推奨されていました。
この認証では、生体認証や端末固有のセキュリティキーが使われ、これまでのSMS認証よりも安全性が高く、利便性も向上しています。
設定期限を過ぎてしまったらどうなる?
5月31日までに設定を済ませなかった場合でも、即座にログイン不能になるわけではありません。現在もログイン時にSMS認証や電話番号認証を通じてアクセスできているユーザーは、SBI証券の定めるルールの範囲内で引き続き取引可能です。
ただし今後は段階的にFIDO未設定者に対して機能制限や認証強化が行われる可能性があるため、できるだけ早期に設定を完了させることが推奨されます。
スマホアプリでQRコードが表示されない原因と対処法
FIDO認証の設定には、PCとスマートフォン両方の連携が必須です。特に、PCでログイン後に「FIDO認証設定」を選択し、そこで表示されるQRコードをスマートフォンのSBI証券アプリで読み込む手順が一般的です。
スマホアプリ単体ではQRコードやリクエストコードが表示されない仕様になっているため、PC側の設定画面が必要不可欠です。設定に失敗する多くのケースが、この点の誤解によるものです。
今からでも設定できる?取り返しはつくのか
FIDO認証は今からでも設定可能です。SBI証券は公式FAQにて、認証未設定のユーザー向けに具体的な手順を公開しています。ログイン後に「セキュリティ設定」→「FIDO認証設定」へと進み、案内に従って設定を進めれば問題ありません。
万が一エラーが出る場合は、アプリのバージョンやブラウザの互換性が関係していることがあるため、最新バージョンへの更新や別ブラウザでの試行も有効です。
問い合わせ先とサポート体制
どうしても設定できない場合は、SBI証券のカスタマーサポートへの電話問い合わせが最も確実です。混雑する時間帯(平日朝・昼)は避け、事前にSBI証券の会員番号を手元に準備しておくとスムーズです。
また、設定失敗や誤作動によりログインできなくなった場合も、復旧サポートが用意されているため、慌てずに対応しましょう。
まとめ:今からでもFIDO認証は間に合う
FIDO認証の設定期限を過ぎたとしても、今から設定しても遅くはありません。重要なのは、正しい手順とPCからの設定開始です。スマホアプリ単体では設定が完結しないため、連携操作が必要です。少し手間に感じるかもしれませんが、セキュリティ向上のためにも早めの設定をおすすめします。

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