iDeCoを始めるなら楽天証券とSBI証券どちらが良い?違いやメリットを徹底比較

資産運用、投資信託、NISA

iDeCo(個人型確定拠出年金)は老後資産形成の強い味方として注目されていますが、口座を開設する金融機関によって手数料や商品ラインナップ、使い勝手が異なるため、どこで始めるかは非常に重要です。特に楽天証券とSBI証券はどちらも人気が高く、どちらを選べばよいか迷う人が多いのが現状です。本記事では、iDeCoを始めたい方に向けて、楽天証券とSBI証券を比較し、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

楽天証券のiDeCoの特徴とメリット

楽天証券は、ポイント還元や楽天経済圏との連携に強みがあります。iDeCoでの運用商品は、低コストなインデックスファンドからアクティブファンドまで幅広く揃っており、初心者にも扱いやすいのが特徴です。

具体的には、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)eMAXIS Slimシリーズなどの人気商品も選択可能で、長期運用向きです。さらに、楽天カードなどを活用することでポイントも貯めやすく、NISAと併用する際に口座管理がしやすい点も魅力の一つです。

SBI証券のiDeCoの特徴とメリット

SBI証券はiDeCoにおいて非常に豊富な商品ラインナップを誇り、コスト重視で選ぶなら有力候補です。特に注目したいのが「セレクトプラン」で、これはeMAXIS Slimシリーズを含む超低コスト商品が多数含まれています。

また、SBI証券は自動積立や口座管理の機能も高機能で、投資上級者にも人気があります。ドル建て資産など国際分散投資を重視する方にも適しています。

手数料比較:両社の違いはある?

iDeCoはどの金融機関でも国民年金基金連合会と信託銀行に支払う手数料がありますが、運営管理機関である証券会社に支払う「運営管理手数料」に注目しましょう。

証券会社 加入時手数料 口座管理手数料(月額)
楽天証券 2,829円 171円(実質無料)
SBI証券 2,829円 171円(実質無料)

どちらも手数料に大きな差はなく、実質的に同じと考えて問題ありません。

こんな人には楽天証券がおすすめ

  • すでに楽天証券でNISA口座を運用中
  • 楽天ポイントを日常的に活用している
  • インデックス運用を基本にしたい

楽天経済圏に属している方であれば、口座を一元管理する意味でも楽天証券の方が管理しやすく、お得な面が多いでしょう。

こんな人にはSBI証券がおすすめ

  • できるだけ多くの商品から選びたい
  • セレクトプランでの運用に魅力を感じる
  • 為替ヘッジや外貨投資にも興味がある

SBI証券は選択肢が豊富で、将来的により多様な運用戦略を取りたい方に適しています。

実例:楽天証券からSBI証券に切り替えるには

もし楽天証券で口座開設してしまった後にSBI証券に変更したい場合でも、変更は可能です。移換手続き(事業者変更)を行えば、資産を引き継いだまま乗り換えることができます。ただし、事務手数料がかかる場合があるため、変更前に事前確認をしましょう。

まとめ:どちらを選んでも正解。ただしライフスタイルに合わせて選ぶのが鍵

楽天証券もSBI証券もiDeCoにおいては非常に優れたサービスを提供しており、「絶対にこっちが良い」と断言するのは難しいです。重要なのは、自分の投資スタイル・生活環境に合っているかどうか

楽天でNISAも利用しているなら楽天証券でiDeCoも一元管理するのがシンプルで便利。一方、より自由度の高い運用を望むならSBI証券を選ぶ価値は十分にあります。

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