スイングトレードで中長期保有を行うトレーダーにとって、スワップポイント(特にマイナススワップ)の影響は無視できません。スワップポイントが発生しない、または限定的に無効化される「スワップフリー口座」を提供するFX会社は、長期ポジションを維持したい方にとって魅力的な選択肢です。本記事では、XMのKiwami口座をはじめとするスワップフリー対応の海外FX会社を厳選して紹介し、各社の特徴を比較します。
スワップフリーとは何か?基本概念とメリット
スワップフリーとは、ポジションを翌日に持ち越してもスワップポイント(取引通貨間の金利差)が発生しない、またはゼロに設定される口座形態のことです。
メリット:
・長期保有でもスワップコストがかからない
・金利差を意識せずにトレード戦略を立てられる
・新興国通貨など高スワップ通貨ペアの売り戦略にも適用可能
ただし、すべての通貨ペアが対象とは限らず、制限のある口座もあるため、各社の条件を事前に確認することが重要です。
スワップフリー口座を提供する主なFX会社
会社名 | 口座名 | スワップフリー条件 | 補足 |
---|---|---|---|
XM | Kiwami口座 | 常時スワップフリー(一部制限) | 対応通貨ペアのみスワップゼロ |
Exness | Standard・Pro口座 | 特定の通貨ペアがスワップフリー | 最大5日間など条件付き |
BigBoss | Standard口座 | イスラムアカウントで対応 | 申請制/要審査 |
AXIORY | ナノスプレッド口座等 | 制限付きスワップフリー可能 | 一部取引条件あり |
HFM(旧HotForex) | Zero Spread口座等 | イスラム口座にてスワップフリー | 要本人申請 |
このように、口座や会社によって対応範囲や条件が異なるため、取引スタイルに合わせて選択する必要があります。
スワップフリー口座の注意点
スワップが発生しない代わりに、以下のような制限があることが一般的です。
- スプレッドが広めに設定される
- 特定の通貨ペアのみ対象
- 保持期間や建玉数に上限がある
- アービトラージやスワップ目的の取引は禁止される可能性
また、不正利用とみなされると口座凍結や出金制限のリスクもあるため、利用規約をよく読んでから口座を開設しましょう。
スワップフリー戦略の活用例
たとえばトルコリラや南アフリカランドの「売りポジション」はマイナススワップが非常に大きく、通常口座では数日で損益に大きな差が出ます。スワップフリー口座であれば、値動きそのものに集中できるため、純粋なチャート分析によるポジション戦略が可能になります。
また、短期的なニュースイベントに対するリバウンド狙いや、長期のトレンドフォローでも有利に使える点がスワップフリー口座の強みです。
まとめ:スワップフリー口座は戦略に応じて活用を
XMのKiwami口座以外にも、スワップフリーを活用できるFX会社は複数存在しています。Exness、BigBoss、AXIORY、HFMなど、各社が異なる条件でスワップフリー取引を提供しており、自分の戦略に最適な口座を選ぶことが鍵です。
ただし、ゼロスワップのメリットだけでなく、制限や注意点も理解したうえで利用することが、リスクを抑えた効率的なトレードに繋がります。口座開設前には、必ず公式サイトで最新情報と規約を確認しましょう。

こんにちは!利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。
コメント