楽天証券:楽天・新興国株式インデックス vs 楽天・エマージング株式インデックス、どちらがおすすめ?

資産運用、投資信託、NISA

楽天証券で販売されている「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」と、2025年7月に新たに登場した「楽天・エマージング株式インデックス・ファンド」は、どちらも新興国株式に投資できるインデックス型ファンドですが、その違いを整理して比較します。

楽天・新興国株式インデックス・ファンドの特徴

このファンドはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスに連動する投資成果を目指します。大型~小型株を幅広くカバーし、ETF「VWO」を介して分散投資を実現しています。信託報酬は年0.202%程度です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

純資産残高は50億円前後と一定の規模があり、積立やポイント投資で利用されやすい商品です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

楽天・エマージング株式インデックス・ファンドの特徴

2025年7月18日に設定された新商品で、ベンチマークはMSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み円換算)です。信託報酬は年0.1518%と業界でも屈指の低コストで、eMAXIS Slimと同率です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

楽天証券限定の商品として開始され、ファミリーファンド方式による運用で小型株を含む広範な新興国株に分散投資します :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

主な違いを整理すると

項目 楽天・新興国株式インデックス 楽天・エマージング株式インデックス
ベンチマーク FTSE エマージング・マーケッツ・オールキャップ MSCI エマージング・マーケット・インデックス
信託報酬 約0.202% 年0.1518%(業界最安水準)
構成銘柄 大型〜小型株(VWO経由) 主に大型・中型株中心、MSCI指数準拠
取扱い 楽天証券・他 現時点では楽天証券限定

どちらを選ぶべきか

両者が同じ「新興国株式」カテゴリでも、インデックスの違いにより国・銘柄の構成やコストで差があります。

より広くカバーしつつ、ETFによる運用で分散性を重視するならFTSEベースの「楽天・新興国株式インデックス」、**低コスト重視ならMSCI連動の「楽天・エマージング株式インデックス」**が有力な選択肢です。

実例で見る比較

信託報酬の違いだけでも年間コスト差は0.05%を超えるため、100万円投資した場合に年間で約500円の差になります。

また、米中台湾など新興国の地域比率の違いも若干あり、MSCIでは中国や台湾の比率がやや高くなる傾向があります。

まとめ

楽天証券で新興国株式のインデックス投資を検討する際は、

  • コスト最重視なら「楽天・エマージング株式インデックス・ファンド」
  • 広域に分散しつつ実績ある構成なら「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」

どちらもMSCI/FTSEの違いや運用手法、信託報酬、取扱条件を理解したうえで選ぶのが賢明です。

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