楽天証券で積立NISAを始めた際、「1万円を積み立てたいのに、ポイントを1ポイント設定すると金額が9,999円になってしまう」という現象に戸惑う方は少なくありません。これは楽天ポイントを利用した場合の仕様に起因するもので、正しく設定すれば1万円の積立は可能です。この記事では、楽天証券のポイント利用設定と金額の関係をわかりやすく解説します。
楽天証券のポイント利用は「金額の一部充当」扱い
楽天証券のポイント利用機能では、設定したポイント数がそのまま「積立金額の一部」として差し引かれます。たとえば、積立設定額を10,000円、利用ポイントを1ポイントとした場合、実際に引き落とされる現金は10,000円 − 1円 = 9,999円となるのです。
つまり、ポイントは「追加」ではなく「代替」として使われるため、設定金額はその分少なくなります。
積立金額を1万円にするための正しい設定方法
1万円ちょうどを積み立てたい場合は、以下のように設定する必要があります。
- 積立設定金額:10,001円
- ポイント利用:1ポイント
このように設定すると、現金9,999円 + ポイント1円 = 合計10,000円となり、狙った金額通りに積立されます。
ただし、楽天証券ではファンドごとに購入単位(100円単位など)があるため、実際に設定可能な最小単位にはご注意ください。
ポイント利用の設定方法と確認手順
以下の手順で楽天ポイント利用を設定できます。
- 楽天証券にログイン
- 「積立設定」ページを開く
- 該当のファンドを選択し、「ポイント利用設定」をタップ
- 利用ポイント数を入力(例:1ポイント)
- 「金額指定」欄に希望積立金額+ポイント分を入力(例:10,001円)
- 確認画面で「実際の引き落とし金額」が正しいか確認
設定完了後、次回の積立スケジュールに基づいて自動的にポイントと現金が引き落とされます。
なぜこの仕様なのか?背景を理解しよう
楽天ポイントは楽天証券において「現金と同等の価値」として扱われているため、利用分は現金支出の代わりとなります。これは、楽天市場などの他サービスと同じ設計で、ポイントをキャッシュの代わりに使う「充当方式」が基本です。
一見わかりづらい仕様ですが、ポイントを活用した投資に一貫性を持たせるためと考えられます。
よくある誤解とトラブル回避のためのポイント
設定時に多い誤解は、「ポイントを使っても積立額は変わらない」と思い込んでしまうことです。その結果、予定よりも少ない金額で運用が進んでしまうこともあります。
対策として、積立金額は“ポイント利用分を含めた合計額”で設定すること、設定後の「確認画面」で引き落とし額とポイント使用額を必ずチェックする習慣をつけましょう。
まとめ:楽天ポイントを活用してもきっちり1万円を積み立てるには?
楽天証券でポイントを活用する場合、設定金額からポイント分が差し引かれる仕組みになっているため、ポイントを利用する際はその分だけ金額を上乗せして設定する必要があります。
「1万円積立したいのに9999円になってしまう」というのは、まさにポイント利用による差引の結果です。設定額を調整すれば、この問題はすぐに解決できますので、ぜひこの記事の内容を参考に正確な積立設定を行ってみてください。

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