海外旅行や出張、外貨預金などで「外貨両替」が必要になる場面は少なくありません。しかし、普段使っているゆうちょ銀行ATMで外貨両替ができるのか、疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、ゆうちょ銀行ATMでの外貨両替の可否とその代替手段について詳しく解説します。
ゆうちょ銀行ATMでは外貨両替はできる？
結論から言うと、ゆうちょ銀行のATMでは外貨両替はできません。ゆうちょ銀行ATMは日本円の入出金や振込、残高照会、通帳記帳などに対応しているものの、外貨の取り扱いには対応していないため、ドルやユーロなどの現金を引き出したり両替したりすることはできません。
また、ゆうちょ銀行の窓口でさえも、外貨現金の取り扱いは一部の店舗に限定されており、事前に確認が必要です。
外貨両替をしたいときの代替手段
外貨両替をしたい場合は、次のような代替手段があります。
- 大手都市銀行（例：三菱UFJ銀行、三井住友銀行）の外貨両替窓口
- 空港の外貨両替所（トラベレックスなど）
- 外貨宅配サービス（インターネットで申し込み、自宅に届く）
- 外貨対応ATM（海外ATM）：国際ブランド付きのカードがあれば、現地通貨で引き出し可能
とくに都市銀行の本店・支店では、対応通貨も多く、その場で両替レートの確認ができるので安心して利用できます。
外貨預金口座を使う選択肢も
現金両替以外にも、外貨での運用を考えているなら外貨預金口座を利用する方法もあります。たとえば、ゆうちょ銀行では外貨預金は扱っていませんが、SBI証券や楽天銀行などのネット銀行では、ドル・ユーロ・豪ドルなどに対応した外貨預金サービスがあります。
このような口座では、オンライン上で為替レートを見ながらリアルタイムで円⇔外貨の両替が可能です。為替手数料も比較的安く、外貨投資を検討する人には便利な選択肢といえるでしょう。
外貨両替にかかるコストと注意点
両替には「為替手数料」が発生します。たとえば、1ドル＝150円のレートであっても、両替時には1ドル＝153円で購入、147円で売却といった差があることが一般的です。
また、空港やホテルなどではレートが悪いことも多いため、両替場所を選ぶことがコストを抑える鍵になります。
ゆうちょ銀行での国際サービスについて
外貨両替は非対応ですが、ゆうちょ銀行では「海外送金サービス」や「国際郵便為替」など、国際取引に関するサービスは一部提供しています。ただし、これも利用可能な店舗や内容が限られているため、詳細は公式サイトで確認することをおすすめします。
なお、国際キャッシュカード機能やクレジットカードでの海外引き出しは別途金融機関のサービスとして利用できます。
まとめ：外貨両替は他行や専門業者を活用しよう
ゆうちょ銀行ATMでは外貨両替はできませんが、外貨の入手方法は複数存在します。自身の目的（旅行・投資・送金など）に応じて、コスト・利便性・安全性を比較しながら適切な手段を選ぶことが重要です。
近年はスマホやネットで完結するサービスも増えており、賢く使えば手間もコストも最小限で済ませることができます。
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