高利回りを謳う仮想通貨ウォレットに要注意|Bigget Walletの事例から学ぶ詐欺の見抜き方

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近年、仮想通貨を使った投資詐欺が増加しています。特に「USDTを使えば毎日高額な利息が得られる」「2P2などを使わず簡単に始められる」といった謳い文句で初心者を狙う手口が横行しています。この記事では、出会い系などで紹介されがちなアプリ「Bigget Wallet」に代表される高利回り投資話のリスクと見極め方を解説します。

高利回りの仮想通貨投資話は詐欺の典型

「10万円投資で毎日600円がもらえる」と聞くと年利換算で219%超。これは現実離れした利回りであり、金融庁登録の正規業者ではほぼありえません。

正規の金融機関であれば年利3~5%程度が通常であり、数十%以上の利回りを保証する商品はまず疑ってかかるべきです。高利回りを謳って投資を勧める業者の多くは、出金できない詐欺やポンジスキームの可能性があります。

「Bigget Wallet」は正式なライセンスを持つのか?

仮想通貨取引を行うには、日本国内では金融庁への登録が必要です。Bigget Walletは日本の金融庁に登録された業者ではありません(2025年5月時点)。

また、Google Play上にあるからといって信頼できるわけではなく、審査の甘いアプリマーケットに詐欺的なアプリが紛れ込むことも少なくありません。

出会い系経由での勧誘は典型的な投資詐欺の入口

「LINEで知り合った女性に勧められた」「仲良くなった人から紹介された」というのは、『ロマンス詐欺』の典型的な流れです。

特に最近では、「信頼関係」を装って投資案件に誘導する事例が多発しています。本当に儲かるなら見ず知らずの相手に紹介する理由はありません。裏に報酬目的のグループや業者が存在することがほとんどです。

USDTや暗号資産を使った詐欺は回収が極めて困難

一度USDTなどの暗号資産で送金してしまうと、送金先のウォレットを特定してもお金を取り戻すのは事実上不可能です。

特にDeFiや非中央集権型のウォレットを経由している場合は、警察や弁護士に相談しても対処が困難なケースが多く、金銭的・精神的被害が残ります。

投資先の信頼性を見極めるためのチェックリスト

  • 金融庁の登録があるかを確認(公式サイト
  • 利回りが異常に高くないか
  • 知人やSNSで紹介されていないか
  • 運営会社の実態が確認できるか(法人番号や所在地)
  • 出金が簡単にできる仕様になっているか

1つでも怪しい点があれば、その投資話は断るべきです。

まとめ|「楽して儲かる話」は99%詐欺と思え

毎日600円の利息がもらえる、という話は一見魅力的に見えますが、その裏にはあなたの資金を狙う詐欺の手口が潜んでいる可能性が高いです。

大切なお金を守るためには、高利回りを安易に信じず、冷静な判断と情報収集を徹底することが重要です。少しでも不安を感じたら、金融庁や国民生活センター、消費者ホットライン(188)などに早めに相談しましょう。

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