海外ETFの配当を受け取るためには、権利付き最終日を正確に把握することが重要です。特に、EIDO(iシェアーズ MSCI インドネシア ETF)のような海外ETFでは、日本時間との時差や情報更新のタイミングにも注意が必要です。この記事では、EIDOの配当権利獲得の仕組みと、売却のタイミングについて詳しく解説します。
権利付き最終日とは?
「権利付き最終日」とは、株主や保有者が配当や分配金などの権利を得るために、株式またはETFを保有しておかなければならない最終取引日のことです。
この日は、配当基準日(Record Date)の1営業日前にあたり、この日までに株式やETFを購入し保有していれば、配当の権利を得られます。翌営業日は「権利落ち日」となり、これ以降に買っても配当はもらえません。
EIDOの配当スケジュールの特徴
EIDOはブラックロックが運用するETFで、年2回(おおむね6月と12月)に分配金が支払われる傾向があります。ただし、具体的な日付は年によって異なるため、公式サイトでの確認が必要です。
例えば、過去の実績では6月上旬から中旬にかけて配当が実施されており、その直前の営業日が「権利付き最終日」となっていました。公式サイトの「分配金情報(Distributions)」セクションに、配当支払日(Payable Date)、基準日(Record Date)、および権利落ち日(Ex-Date)が記載されます。
日本時間での売却タイミングに注意
アメリカの株式市場に上場しているETF(EIDOも含む)の取引は、アメリカ時間(東部標準時など)に基づいて行われます。そのため、日本時間では翌日の早朝が締切となることが多いです。
例えば、ある年の配当のRecord Dateが6月10日(月)であれば、Ex-Dateは6月7日(金)になります。つまり、6月6日(木)の現地市場(日本時間では6月7日(金)朝)までに保有している必要があります。
したがって、日本の証券会社(たとえばSBI証券)で取引する場合、6月7日(金)の日本時間早朝に売却すると、すでに権利を失っている可能性があります。安全を期すなら、6月6日(木)の日本時間中までに保有しておくべきです。
公式サイトの情報更新タイミングに注意
ブラックロックのETF公式ページでは、配当情報が更新されるタイミングが遅れることがあります。配当日が近づいていても、数日前まで記載が更新されないことも珍しくありません。
そのため、実際の配当スケジュールは米国の金融情報サイト(Yahoo! FinanceやNASDAQ公式など)や、証券会社からの通知で確認するのも有効です。日本の証券会社が提供する「予定配当」や「予定Ex-Date」の表示も参考になります。
過去の配当スケジュールから予測する方法
公式サイトにまだ情報が掲載されていない場合は、過去のスケジュールを参考にすると良いでしょう。たとえば、2024年には6月10日がRecord Date、6月7日がEx-Date、6月6日が権利付き最終日でした。これをもとに、2025年も6月第2週の前後を目安に保有しておくと安心です。
もちろん、あくまで予測であり、最終的には公式発表を確認する必要があります。長期保有を前提としていれば、多少のズレも影響しにくくなります。
まとめ:EIDOの配当を確実に得るには
EIDOの配当を確実に受け取るには、最新の配当スケジュールを把握し、権利付き最終日までに保有していることが不可欠です。日本時間と米国市場の時差にも注意し、売却のタイミングを慎重に見極めましょう。
情報の更新が遅れることもあるため、複数の情報源を活用し、事前にスケジュールを確認する姿勢が大切です。海外ETFでの配当投資では、こうした注意点を押さえておくことで、安心して運用を進めることができます。

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