メルカリでのイーサリアム取引と表示の見方:マイナス表示でも利益になるケースとは?

株式

近年、メルカリでも暗号資産(仮想通貨)としてイーサリアムなどの取引ができるようになり、より手軽に投資を始める人が増えています。しかし、取引画面に表示される「損益」や「マイナス表示」の意味を正しく理解していないと、実際の損益判断を誤るリスクもあります。この記事では、メルカリでのイーサリアムの表示の仕組みと「マイナスでも利益になる」ケースについてわかりやすく解説します。

メルカリの暗号資産機能とは?

メルカリでは2023年から暗号資産取引サービス「メルコイン」を通じて、アプリ内でイーサリアムなどの仮想通貨を購入・保有できるようになりました。売上金や銀行振込を使って直接購入できる手軽さが特徴です。

保有資産はメルカリアプリ上で「評価額」や「損益率(%)」として表示され、日々の価格変動によりリアルタイムで更新されます。

「マイナス表示」はどの時点と比較した数字か?

損益のマイナス表示は、直近で購入したときの平均取得価格と、現在の市場価格を比較した結果です。たとえば、あなたが1ETH=45万円で購入した場合、現在の価格が40万円であれば「約-11%」などと表示されるわけです。

このマイナス表示は「現在売却すればその分損になる」という目安ですが、実際の利益・損失は「売却」して初めて確定します。

なぜ「マイナス表示」でも利益になることがあるのか?

このようなケースは、あなたがすでに安値で購入していたイーサリアムを保有しており、部分的に高値で売却した後に買い増しした場合などに起こりえます。

例:
・1ETH=20万円のときに1ETH購入(このときは含み益)
・その後、1ETH=45万円でさらに1ETH購入(平均取得価格は約32.5万円)
・現在価格が30万円だと「-7.7%」と表示されるが、最初に購入した分を考慮すればまだ全体では利益となるケースがあります。

損益の見方と計算方法

表示される損益はあくまで「評価損益(未実現損益)」です。実際に得られる利益は以下の計算式で把握できます。

項目 説明
平均取得価格 複数回購入した価格の加重平均
評価額 保有中のイーサリアムを現在価格で換算した金額
損益額 評価額 − 平均取得価格 × 保有数量

この式に従えば、自分の本当の損益が正しく見えてきます。

取引履歴の確認と利益確定のタイミング

メルカリの取引履歴では、各購入・売却の詳細が確認できます。「いつ」「いくらで」「どれだけ」買ったかを定期的に確認することで、平均取得価格や評価損益とのズレに気づけます。

評価額がプラスでも、税務的には売却したタイミングで利益が確定するため、税金にも注意しましょう。

まとめ:マイナス表示はあくまで目安、本当の利益は履歴で判断

メルカリでのイーサリアム取引において、「マイナス表示=損失」とは限りません。あなたが過去に安く購入していれば、現在の評価が下がっていても全体で利益になっているケースもあります

取引履歴や平均取得価格を確認し、実際の損益を把握することが重要です。暗号資産は価格変動が激しいため、冷静に判断して資産運用に役立てましょう。

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