株主優待をお得に手に入れる「つなぎ売り（クロス取引）」の仕組みとメリットを徹底解説

株主優待を目当てに株式投資をする人が増えている中で、つなぎ売り（クロス取引）という手法が注目されています。この方法は、株価変動のリスクを抑えつつ優待を得ることができる点で、多くの個人投資家から支持を集めています。この記事では、つなぎ売りの仕組みや実際のメリット、注意点を詳しく解説していきます。

つなぎ売り（クロス取引）とは？

つなぎ売りとは、株主優待の権利確定日に向けて同一銘柄を「現物買い」と「信用売り（空売り）」で同時に保有する手法です。この方法を使うことで、株価の値動きによるリスクを抑えながら優待の権利を得ることができます。

例えば楽天証券などであれば、現物買いの手数料が無料になるキャンペーンが実施されていることも多く、信用取引のコストのみで優待が得られる仕組みになっています。

つなぎ売りの具体的な流れ

• 権利付き最終日までに、欲しい優待銘柄を現物で購入する
• 同じ銘柄を同時に信用取引で売る
• 権利確定日後に現渡（現物を信用取引に充てて決済）する

この流れを踏むことで、価格変動の影響をほぼゼロにしながら、株主優待だけを手に入れることができます。

つなぎ売りの主なメリット

1. 優待だけを安全にゲットできる
株価下落のリスクがないため、優待の取得目的だけで売買できる点が大きなメリットです。

2. 銘柄数を増やせばコスパが上がる
複数銘柄を同時に運用することで、手数料に対する優待価値が大きくなり、よりお得に。

3. 優待内容が魅力的な企業を狙える
食品や割引券など、日常で使いやすいアイテムが手に入る優待を選べば生活費の節約にもなります。

注意すべきコストとリスク

つなぎ売りには「貸株料」「信用取引手数料」「逆日歩（品貸料）」などのコストがかかります。楽天証券では制度信用取引の貸株料は年率2.1%前後で、保有期間が短ければ微額で済みますが、人気銘柄では逆日歩が高騰するリスクも。

例えば、権利確定直前に多くの投資家が同じ銘柄でクロス取引を行うと、逆日歩が数千円以上になるケースもあるため、銘柄選定やタイミングには注意が必要です。

実例：1ヶ月で得られた優待の一例

楽天証券を利用して、10万円前後の資金で複数銘柄をつなぎ売りした個人投資家の例では、以下のような優待を受け取れました。

このように、少額のコストで実用的な優待を手に入れることができるのが魅力です。

まとめ：つなぎ売りはリスク管理をすれば初心者にもおすすめ

つなぎ売り（クロス取引）は、株主優待を手堅く手に入れたい人にとって非常に有効な手法です。正しい知識と銘柄選び、タイミングを押さえれば、コストを抑えて満足度の高いリターンが得られるでしょう。

特に楽天証券などの手数料無料制度を活用すれば、よりコスパよく運用できます。初めて挑戦する場合は、まずは1〜2銘柄で練習してからステップアップしていくことをおすすめします。

rieki

こんにちは！利益の管理人です。このブログは投資する人を増やしたいという思いから開設し運営しています。株式投資をメインに分散投資をしています。