NISAで+120万円は本当にあり得る?過去の相場と投資戦略から解説

資産運用、投資信託、NISA

「NISAで120万円も利益が出るの?」と驚いた方も多いかもしれません。特に最近NISAを始めたばかりの方にとっては、そんな大きな利益は非現実的に感じるかもしれません。しかし、実はコロナ禍前にNISAを始めていた投資家の中には、実際に大きなリターンを得ている人も存在します。この記事では、NISAで120万円の利益があり得る背景や、これから始める人がどうすれば効果的に資産を増やせるかを解説します。

コロナショック前にNISAを始めていた人の優位性

コロナショック(2020年3月頃)は世界的な株安を引き起こしましたが、その後の急回復によって株価は大きく上昇しました。特に米国株やハイテク銘柄、日経平均も2023年にかけて過去最高値を更新する場面がありました。

たとえば、2020年初頭に米国のS&P500連動型ETFを購入していた場合、2024年までで約80~100%近いリターンがあった銘柄もあります。これを非課税のNISA枠で保有していたなら、税金を引かれずにそのまま運用益を得ることができ、120万円のプラスも十分にあり得ます。

元本が少なくてもリターンは可能?実例で解説

仮に年間40万円を5年間積み立てた旧NISA制度の最大枠200万円で、含み益が+60%出たとすると、評価額は320万円となり、利益は120万円です。これは一見大きな金額に見えますが、投資先とタイミングによっては現実的な数字です。

特に全世界株式や米国株式インデックスファンドを中心に積み立てていた場合、コロナ禍からの経済回復と株高の恩恵を受けられたため、リターンが大きくなっています。

今からでも遅くない?2024年からの新NISAの可能性

2024年からは制度が刷新され、新NISAがスタートしています。年間360万円の投資枠ができ、つみたて投資枠と成長投資枠を併用することで、より大きな資産形成が可能です。

「今さら始めても…」と思うかもしれませんが、資産形成は時間と積立によって複利の力が働きます。早く始めれば始めるほど将来の資産に大きな差が出ます。今からでも十分に間に合います。

投資初心者が気をつけるべきポイント

  • 短期的な結果に一喜一憂せず、長期目線で運用する
  • 毎月の積立額を無理なく続けられる範囲に設定する
  • 信頼できるインデックスファンドを中心に選ぶ
  • 情報を集め、必要に応じて金融庁や証券会社の情報を活用

感情に流されず、冷静に積み立てを続けることで、将来の資産形成につながります。

まとめ:120万円の利益はあり得る、焦らず継続がカギ

・コロナ禍前に始めていた投資家は、市場の回復により大きな利益を得た人も多い
・旧NISAでも戦略と時期によっては120万円の利益は十分可能
・新NISA制度を活用すれば、今からでも効果的な資産形成ができる
・短期ではなく長期的な視点で、積立と継続が成功の鍵

「もっと早く始めていれば…」と思う気持ちもわかりますが、投資において最も重要なのは「今」始めることです。焦らず、着実に資産を育てていきましょう。

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