iPhone版のMT5(MetaTrader 5)を使ってトレードしている方の中には、「チャートを見ながら成行決済ができないのでは?」という疑問を抱くことがあります。確かに、PC版と比べてUIが制限されているため、スマホ版ならではの操作感に慣れることが必要です。本記事では、iPhone版MT5でチャート画面を確認しながら素早く成行決済する方法や工夫をご紹介します。
iPhone版MT5の基本構成と画面の切り替え
iPhone版のMT5は、画面下部のタブで「気配値」「チャート」「トレード」「履歴」などに切り替える方式となっており、1画面に複数パネルを表示できるPC版と異なります。
そのため、チャートを確認しながら決済操作を同時に行うことはできませんが、タブ切り替えの素早い操作で視覚的にタイムラグを減らすことは可能です。
成行決済の基本操作とチャート確認の流れ
チャートを見ながら成行決済したい場合、次のような流れを意識すると効率的です。
- チャートタブで価格をリアルタイムで監視
- 「トレード」タブにすぐ切り替える準備(位置を把握)
- トレードタブでポジションをタップ → 「クローズ」選択
- リアルタイム価格を確認しながら「クローズ」ボタンを押下
この一連の操作は5秒程度で可能であり、事前にトレードタブの使い方を身体で覚えておくことが重要です。
スピード重視ならワンタップトレードの設定を
「設定」メニュー内の「ワンタップトレード」をONにすると、確認なしで注文・決済が可能になります。これは、素早い決済操作が求められる短期トレードにおいて特に有効です。
ただし、誤操作のリスクもあるため、誤タップを防ぐ位置・画面の持ち方にも注意が必要です。
実例:短期トレーダーの活用方法
あるデイトレーダーの例では、チャートタブで価格の動きをチェックしながら、次に訪れる価格帯を予測。トレードタブを事前に開いておき、指を待機させておきます。
特定の価格にタッチしたら即決済。iPhone画面上でのスワイプやタップの慣れをトレーニングして、0.5秒以内の決済を可能にしています。
他の工夫:チャート画面に決済ボタンを“近づける”
厳密にはチャート上にボタンは設置できませんが、Appleの画面分割機能やAssistiveTouchで「ショートカット的に操作を早める」ことも実現可能です。
また、チャートの右上「トレード」アイコンをタップすると注文パネルに即移動できます。この動線を覚えておくと、チャート監視から決済への切り替えがスムーズです。
まとめ:操作を知れば、iPhoneでも成行決済は十分可能
iPhone版MT5ではチャートと決済を同時に表示することはできませんが、操作の流れを理解し、ワンタップトレードやタブ切り替えの工夫をすれば、リアルタイムのチャートを見ながらの成行決済もスムーズに行えます。
特に短期売買やスキャルピングを行う方は、UIの特性に早く慣れ、自分だけの「決済ルーティン」を構築しておくことで、iPhone一台でも快適なトレードが可能になります。

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